最終章 4-2
御隠れになった天人と地姫の探索というお題目のもと、多くの民衆に見送られ西の大海へと出航した
そこで私たちを待っていたのは、
かつてお父様から聞いた話によれば、カイン皇国の神皇には代々、火の天人アグニが宿るという。故に新しい天人を
しかし、南部では戦闘が激化しており、馬車の調達はおろか徒行にも危険が伴うため、いずれかの勢力に与する必要があった。また、ここまで随行してくれたハヤト一族を置き去りにも出来ず、私は彼らを率いて独立軍に加勢した。
幸いにして、私の魔法技術はヌーナの水準を遥かに凌駕しており、表向きはハヤトの長を首領とする土豪ということで、特に詮議を受けることなく
当初は一進一退の攻防を繰り広げていた南部戦線は、皇国軍最大の拠点であったオハリダ
この攻略戦には幼女に
しかしながら、今回の功績により王国の東部、ナカトミ領の更に先にある東海岸一帯は、名目上は王領ではあるが、実質的にはハヤト……いや、王国の慣習に合わせて
彼らはヌーナの民と交じり合いながら、今日に至るまで東の大陸への航海術を伝承している。本当は自分たちだけであれば故郷に辿り着けたのかも知れないのに、律儀にも私が共に帰る日を待ち続けているのだ。
私はヤチホコの
その後、王国はシュウシンカン帝国、バラトリプル教国と三国同盟を締結、旧皇国勢力を
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