6年月組

修学旅行で別府温泉に行った。

白い湯けむり、街一面に漂っている。

温泉の硫黄のにおいもめっちゃしてきて、すごい独特な温泉街だ。


「あやめっちは女子といっしょに、温泉に入りなさいね」

って先生に言われた。

「は~い」

って言って、由菜ちゃんといっしょに、ササッと服を脱いで、ザブーンって温泉に入った。

女子のみんな、ぜんぜん気にしてなくて良かった。

めっちゃ気持ち良き温泉。

「ぷは~、めっちゃ気持ち良い~」

「ほんまやなあ~、めっちゃ気持ち良いわ~」

「あやめっちといっしょに温泉に入れて良かったわ~」

「ボクも由菜ちゃんといっしょに温泉に入れて良かったわ~」

温泉たまごも食べた。美味しい。

「まるで由菜ちゃんみたいな可愛くて美味しい温泉たまごやなあ~」

「まるで、あやめっちみたいな可愛くて、あほな温泉たまごやなあ~」

「なんで、あほやねん」

「あははは」


「部屋も女子のほうで寝なさいね」

って先生に言われて、由菜ちゃんの横でいっしょに寝た。

由菜ちゃんと手をつなぎながら寝た。


高崎山にも行ったので、そこで、おさるさんの置物を、空里のおみやげに買って帰った。

空里も

「めっちゃ可愛いおさるさんやあ~」

って喜んでくれた。


「小学校も卒業になっちゃうね~」

「なんだか、ちょっとさびしい気もするね~」

「中学生になったら部活とかやりたいね」

「そやな~」


「由菜ちゃんのおかげで、めっちゃ楽しい小学生生活だったよ~」

「わたしも、あやめっちのおかげで、めっちゃ楽しい小学生生活だったよ~」

「ほんま、ありがとう由菜ちゃん」

「ほんま、ありがとう、あやめっち~」


家に帰ったら、パリのイレーヌちゃんから

「小学校卒業おめでとう」

の絵はがき届いていた。

ボクも、パリのイレーヌちゃんに

「小学校卒業おめでとう~」

の絵はがきを送っておいた。


学校では、小学校卒業の想い出に、クラス中で、みんなでノートを回しあって、そのノートにメッセージなり絵なり、好きなことをみんなに書いてもらっている。


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