《胚種広布教》の階位

《胚種広布教》における階位は以下のとおり。


 銀河大教皇(1名)

 銀河枢機卿(7名)

 司教(各種族より1名)

 司祭(その恒星系に住む種族ごとに1~3名程度)

 僧侶(修行をし、《奇跡》を使えるようになった入信者全部)

 一般信徒


 種族ごとに母星由来の価値観の相違や身体的特性の差が大きい為、祭事の都合上もあり、司教職、司祭職は種族単位となっている。

 歴史的には、不都合を避けるために種族ごとに置かざるを得なかった、という経緯があるようだ。


 東銀河には交信コミュニケーション可能なヒト族は4種族しか知られていない為、現在「司教」は4名である。

 今後、コミュニケーションが確立された種族が入信した場合は、司教の数も増える可能性がある。


 銀河大教皇の選出は枢機卿の中から選ばれることが多いが、絶対ではない。なぜなら銀河大教皇の選出が一種の「占い」によって行われるからである。


《胚種広布教》の開祖は、エルフェン族であり、彼らの母星である惑星エルファには、銀河大聖堂と呼ばれる建物がある。

 大聖堂の奥津城には《銀聖杯》と呼ばれる《聖遺物》が存在する。

 形は左右に手でつかむための取っ手が存在する銀杯である。


《銀聖杯》を純水で見たし、司祭職以上の僧職にあるものが両手で捧げ持つ。《銀河大教皇》となるものは、捧げ持った杯の水の色を変えると言われており、現在の《銀河大教皇》ア・アルグ・シャルラ=サノが手にしたときには水は薄紅色ロゼに輝いたと言われている。

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