第1話 ありがとう。

「あ…。俺、彼女しろきに殺されたんだ。」

闇の中に落ちていくような包み込まれた感触を感じてゆっくりしている。

あ、、、。これが死という物なのか。


「あなたの人生はまだ終わっていません。」と話しかけられたと思ったが、

俺は、意識を失ってしまった。


◇◇


オギャー、オギャー


赤ちゃんの泣き声が部屋一面に響き渡っている。

泣き声以外に、年配の女性や年配で活気のいい男性などの聞こえてくる。


「ダリアさん、男の子ですよ。」

「ダリア本当にありがとう。」

「ハンス良かったな!おめでとう。」


俺と同じくらいの男女が愛おしそうな顔をして俺を見ている?

待ってよ、26歳の不細工で社畜まっしぐらで何も取り柄なのない人間だぞ。

そんな、愛おしそうに俺を見るな!

特にハンスって男。俺を軽々と抱き上げて頬を顔に当てスリスリされた。

ハンスは近くで見ると肌がツヤツヤでイケメンオーラが強く神々しい。

ふっと鏡が目に入り、目をやると赤ちゃんの姿だった。


「オギャー、オギャー」

なにかを伝えたく話しかけても泣くことしかできない。

泣きやまない俺にハンスは困っていると

ダリアが「貸して」と言わんばかりの様に手を広げて俺を受け入れた。

母親の温もりを感じ、泣き止んだ。

暖かい雰囲気に包み込まれた空間だった。


俺は、マッテオと名付けられた。


〜〜〜数ヶ月後〜〜〜

赤ちゃんになった事を受け入れたくっても

受け入れられずにいる。

だって、トイレ行きたい時は漏らすしかないんだぜ。俺の自尊心崩壊案件だよ、、、。

まあ、食事タイムはダリアのおっ○いを吸えるって考えるだけでたまらん事もあり、忙しい日々を過ごしています。


「マッテオ!待ちなさい。」

ハイハイで家を走り回っている。

なぜかというと彼女=ストーカーの白木の束縛がないことに解放感があり、走り回っている。


ハンス「ただいま」

「おお~。マッテオ元気いいな。今日は一角兎を取ってきたぞ。」

仕事から帰ってきた。ハンスはソンファン村に2人いる狩人である。


ダリア「今日は、一角兎の肉を作ってシチューにしましょう。」

と会話が聞こえるが、まだ食べれないから食べれないが、、、。


ハンス「そういえば、最近魔王軍の侵攻がすごいって聞いたな。」


ダリア「そうなのね、また王国から徴兵令が来たりするんじゃない?」


ハンス「かもな、、、、。」

と少し暗い話を感じ取れたから、少し泣いてみるか、、。


「オギャー、オギャー」


ダリア「マッテオ、どうしたの?」

と俺を抱き上げて、あやしてくれた。


ダリアのおいしそうな一角兎の足の肉を使ったシチューを食べてゆっくりと休んだ。



俺は、ハンスとダリアの話をきいた時に、魔王軍がいる事が分かった。

そのため、俺が現代の日本で読んでいた異世界転生の王道ストーリーだと確信を持った。男の夢であるチート級のスキルで成り上がりとハーレムをきずく事もできる。

この世界は、5歳で神の啓示で一人一人にスキルを与えられるためスキルよっては、王都学園で英才教育を受け、魔王軍と戦うことになる。

おそらく、魔王がいるとなると勇者がいる事になるよな、、、、、、。







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ストーカーに殺されて異世界転生したけど、ストーカーまで異世界に転生されてた。 上坂 心 @kanashin

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