第1話 事件ケース45835の顛末④
廊下の壁に埋め込まれた古い掲示板には「1階」の表示がある。
目的の階へ到着したと認識しつつも、タマキは念のためARディスプレイに見取り図を表示させた。
上階のレイヤーが順番に消えていき1階の見取り図のみが残る。
間違いないこの先にたどり着けば目的の場所だ。
内部電源のお陰で照明は道を煌々とてらしている。
夜とは言え平時にはそれなりに人がいるであろうが。今は2人だけを照らしており、空調が効いていないのか体感温度は普段より低く感じる。
先程の襲撃のためか一歩一歩進むたびにタマキの中で緊張感が高まっていく。
それなりに場数を踏んでいるが、この張り詰めた状態が長く続くようであれば神経が参ってしまう。
緊張の糸が限界まで引っ張られる感じがしている中、突如ARディスプレイにコールが表示される。
周囲への警戒を緩めず慎重にコールに答えるとAIからの報告だった。
『
「自治警の動きは予想より早いけど、ここまで来たら撤退するより任務終わらせる方が確実か。」
小声で呟くと改めてインナースーツのパワーアシスト機能をアクティブにする。
スーツが全身の要所を締め付けていくのが分かる。
10m程先にくすんだガラスドアが見える。そこの先が最終目的地点だ。
スッと姿勢を低くしたタマキが次の瞬間、猛然と走り出す。
音が響くのも関係ないと全力で走りその勢いを生かして右足でドアを蹴りつける。
もとより防犯用ではないただのガラス製のドアは乾いた音を立てて割れる。その中を両腕でしっかり銃を構えたタマキが飛び込む。
「
素早く目だけで周辺を精査する。
広いフロアの端には受付。
奥にはシャッターの降りた入り口。
そして受付と反対側にある来客用の小さな足の低い対談用テーブル。
そのテーブルの上にその男は大股に足を広げ腰掛けていた。
見た目は20代から30代前半程。中肉中背の体格によれたスーツを着ている。
どちらかといえば整った部類の顔立ちだが、イマイチ特徴が無い。町中を歩いていても普通なら素通りしてしまうだろう。
(嫌な感じ。)
男を見た時のタマキの感想だ、全体的に整っているのに凡庸に見え人混みでは気がつかれにくい容貌。
つまりこの男の顔は標準的にすぎるのだ。
「あなたが。今回の首謀者?」
「それに答える義理は無いが、どうやら僕らの活動は目標未達に終わるらしい。」
タマキの問いに男はよく通る声で返した。やはり違和感。
「そう、それは残念ね。 ともかくあなたの『人格権』は法律によって保護されているわ。」
最後に「あなたに有るならね。」と付け加えながら、銃を改めて男に向ける。
しかし男は相変わらず緊張を感じさせずにゆったりと座っている。
「僕はしっかり人格権を取得しているよ。 当然ながら
挑発に対し男は答える。 その声はやはり特徴に欠ける。
「へぇ? 最初のヤツを見た感じ、てっきりライセンス継続が不可能なのでヤケでも起こしたのかと思ったわ。」
「ヤケでこんな行動を起こせるならそれはそれで天才じゃないかな?」
タマキのさらなる挑発にも、男は右手を首筋に当て小首をかしげながら答える。
明らかな挑発返しだが、タマキもそれにのせられる程、経験が浅い訳ではない。
「じゃあ、とっとと降伏したほうがあなたの身のためよ。 今ならライセンスのペナルティだけで済むけど、下手に抵抗すれば他のお仲間みたいに物理的なペナルティ負うわよ?」
語気を強めて警告するが、男はそれを気にした風もなくテーブルから立ち上がる。
銃の引金に掛けたタマキの指が僅かに動くが、まだ撃たない。
「動くなと警告したはずだ! 今度、妙な動きをしたら撃つ!!」
「妙な動きって、どんな動きのことを指しているのかな?」
そう言いながら男がゆっくりと歩き出した瞬間。 突如破裂音が室内に響く。
「妙な動きはするなって警告したよね。 思わず最大出力で撃っちゃったじゃない。」
うつむきながら淡々とタマキがつぶやく、そのタマキを男は驚愕の表情で見つめる。
いや、男の視線はタマキの後ろに向けられていた。
タマキの背後にはいつの間にか近づいていたのかシズカが立っていた。
その胸には大きな穴が穿たれている。
何が起きたか分からないという表情で膝から崩れ落ちそのまま仰向けに倒れたシズカだったが、まだ意識が有るのか左腕を必死に胸に当てて、そこに有るはずのモノを探るように空を掴んでいる。
銃を左手で持ち右脇から背後に向けて発砲したタマキ。相変わらず何の表情も無いまま立ち上がると、シズカの方を向いた。
「通常のソフトポイント弾だけど、至近距離で
汎世界内戦後の世界において減少した人類に代わる労働力として作り上げられた人型人工知性体の総称である。
当初はその名が示す通り家畜同然の扱いを受けていたが、学習能力の向上や
それにより今日では人間と同様に人格権が与えられ、法治国家では法律上人間との区別がなくなった存在である。
「なんで気が付いたの?」
人間であれば即死の致命傷となる傷を受けてもシズカは補助システムを使い正常に会話している。
「始めから。 シズカさん、わたしが最初に犯人は4人組か聞いた時に、即座に4人と答えたよね。 あの時、わたしはカマかけていたの、犯人は5人と連絡があったから。」
その言葉に驚愕の表情を見せるシズカ。
それはそれまでの驚いた時の表情が演技だったのではと思うほどに、恐怖が顔に現れた驚き顔だった。
「あなた。わたしが人質だったから話を聞いて連れてきたんじゃなかったの?」
口をパクパクと打ち上げられた魚のようにしながらシズカが問う。
「わたしは別にあなたを人質と言ったことも無ければ、ついて来いとも言ってないわ。あなたが勝手についてくるからそれに任せていただけ。 大体人質が個室とは言え、見張りも拘束もなしでいる訳ないじゃない。 大方裏側から侵入するモノがいないか監視していたんでしょ。」
そっけなく答え、再び男の方へ向き直る。シズカは既に驚異とみなされなかった。
それでも食い下がるようにシズカは質問を続ける。
「何で撃ったの? もしオートマトンじゃなかったら即死しているのに。」
「シズカさんはオートマトンだってことを隠すの下手だったから。バレバレの動きだったよ。」
オートマトンは人間に似せて作られているが、構造は人間と異なる。その為に僅かだが人間と挙動も異なってくる。
例えば人間は直立で停止する場合、常に両足でバランスを調整しているため僅かだが体が動くのに対し、オートマトンは腰に内蔵されたジャイロでバランスを失っている、直立でも完全に動きを止められる。
同じ様にオートマトンはジャイロでバランスを取るため、歩く際の重心が人間より低くそれを意識して直そうとすると必然的に動作がオーバーになる。
シズカは自身のオーバーな動作は都会の憧れからと答えたが、タマキから見ればオートマトン独特の動作であることが一目瞭然だったのだ。
「それにシズカさんって愛玩用よね。 フェロモン分泌機能を使ってわたしを無力化しようとしてたけど、その手の物質に耐性あるから効かないんで。」
タマキがシズカに近づいた時に感じ取った匂い。
それは愛玩用途オートマトンには標準で装備されている相手をリラックスさせる物質(便宜的にフェロモンと言っているが実際にはもっと別の化学物質)を分泌する機能を利用し、相手を無気力にするようにしていたのだ。
「シズカさんも焦ったでしょ? いつまで経っても効果が出てこないから少しずつ出力を高めていって機能がオーバヒートしてたよね。」
再び図星を当てられもはや絶句するしか無かった。
「さっき極端に寒くもないのにあなたの息が白かった。あれはフェロモンが霧状になるまで濃縮されていたってこと。」
タマキはもはや答え合わせは終わったとばかりに、それ以上シズカに語りかけることはしなかった。
その時、動力が切れたのかガラス片を握ったままのシズカの右手が力なく開かれた。
「何だそれ? オートマトンならこの程度なら死なないって過剰防衛の言い訳か?」
それまで飄々としていた男が激しい感情をタマキに向けた。
そして懐に手をいれるとホルスターから拳銃を引き抜く。それは階段で対峙した男と同じ大型のモデルだった。
その時にタマキは気が付いたが、その男の姿はよく見ると不自然だった。
スラックスに軍用ブーツ、ジャケットの下に無地のTシャツを身につけていた。
そしてジャケットもスラックスもサイズが微妙に合っておらず、ダブついている感じがある。
「あなた、そのスーツどうしたの? どう見てもあなたのサイズに合っていないけど。」
何かに気がついたタマキが鋭く問いただす。それはどこか予測が外れて欲しいと考えている様でもあり、男と対峙して初めて見せた感情の動きであった。
「あんたが来る前にうまく騙せないかと考えて、ここにいたおっさんから拝借しただけさ。ただ拝借する際にシャツは汚れてしまったけどな。」
そう言いながら受付カウンターを指差す。カウンターの影には一人の男性が横たわっており、その周囲には血が広がっている。
この男は既に殺人を犯していながら平静でいられる。
オートマトンであろうが人間であろうが危険な存在であることは変わりない。
すぐに無力化する必要があるとタマキは判断したが、気がかりがある。
「それで人質はどうしたの? あの人が人質だったとは思えないけど。」
その問いに対し男は「そんな事か」と返しつつ、テーブルの後ろから軽々と一人の人物を持ち上げた。
背格好は
恐らく何処かの学校の制服と思われる衣服を身に着けており、手足は拘束されていない様子。
ただその頭蓋にはすっぽりと上半分を覆う様なヘルメットが付けられていた。
「これはただの頭部固定型ヘッドマウントディスプレイさ。これで電脳麻薬を投影しているだけだから彼女の命に危険はない。」
タマキの視線に気がついたのか男はヘルメットを軽く小突きながら語りかける。
少女の反応はないが、たまに何かの刺激に反応するように体が小刻みに震える。
電脳麻薬はプログラムされた刺激のパターンを知覚などの感覚から与えることで、快楽や多幸感を与えるものであり、中毒性も弱いので短期的に対象を無力化する際などに用いられている代物である。
もちろん合法的な物ではなく刺激が強すぎれば強い後遺症や、場合によっては死に至る可能性もある。
少女の状態から見て、特別強力な物は使われていないようであるが、常時刺激を与えられる状態が長時間続くのはよくない。
タマキは改めて両手で銃を構える。
男も少女をテーブル脇のソファに寝かせると、少しずつソファから離れながら間合いを図るようにジリジリと自らの位置を調整していく。
緊張の糸が限界まで引き絞られていく中、最初に動いたのは男の方だった。
タマキに向けた銃を狙いも定めずに発砲。タマキは左にステップを踏み避ける。
すぐさまタマキも応射するが、男も同様に体を捻り避ける。
今の動作でタマキは相手が同格の実力を持っていることを自覚する。
となればと、すかさず部屋の隅まで走る。
唐突なタマキの動きに慌てて男は連続で発砲する。男の銃弾がタマキを捉える前に受付カウンターの後ろに飛び込む。
そこには胸に銃弾を受けた男性の遺体が横たわっている。
既に足元は血の池と化しており、迂闊に動けば足を取られてしまう恐れがあった。
銃撃戦を始める前に遺体のことは認識していたはずなのに、迂闊な判断だなと心のなかで呟く。
悪態を付いていても事態は変わらない以上、チャンスを見つけて移動するしかない。
タマキは相手の気配に注意を向けながら叫ぶ。
「ねえ! あなたが首謀者でしょ? その
男の方からカチリと音が聞こえる。恐らくマガジンを交換したのであろう。
「残念ながら、僕は
男が答え終わる瞬間にカウンターから上半身を出し引金を引く。 バースト機能により3発の弾丸が男のいる方へ放たれる。
牽制のための発砲は狙い通り、こちらに向かっていた男を近くの柱の影へと押しやった。
「あなた達、全員で首謀者を逃したの? 大したカリスマねソイツは。」
タマキが男へ皮肉を込めて再び叫ぶ。
「彼の逃亡は僕とシズカしか知らないさ。この少女を確保する事も僕たちにとっては重要なことだからね!」
男が返答を叫ぶ。
「ならあなたは逮捕しないとね!」とカウンターから飛び出したタマキが叫びながら男の隠れる柱へと発砲。今度は
さすがに男もこの間に反撃することは出来ず、タマキの接近を許していた。
肉弾戦の距離まで近づいた事でタマキは回し蹴りを放つ。
素人が放つ足を伸ばしたままで放つ蹴りではなく、膝をしっかり曲げ直前で伸ばすことで遠心力を最大利用しつつコンパクトまとめた蹴りである。
脇腹にその一撃を食らった男はたまらずに倒れる。
その男に躊躇なく銃を向けるタマキだが、一瞬早く男が発砲。
無理やり頭を右側へ全力で振る。その横を擦過していく熱を頬に感じつつも引金を絞る。
狙いを定めていない銃身から放たれた弾丸は男の顔の右側のタイルを破砕した。
無理な体勢で弾丸を避けながら発砲したタマキはそのまま倒れ込むと、その勢いを利用し体を回転させ立ち上がる。
その間に男は立ち上がり別の柱の影へと移動しており、タマキもまた別の柱の影に隠れる。
「その若さでなかなかの腕じゃないか。」
「若さについては
間合いを計り直すかのように言葉の応酬が再開する。
「それに君の銃。サブマシンガン程の大きさが有るとは言え多機能過ぎやしないか?」
「当たり前よ
電磁加速砲は通常、戦車や戦闘機などに搭載されている代物であり、その電力消費量の多さから個人携帯が可能な程の小型化に難航していた。
伊坂重工業製試作携帯型電磁加速砲ユニット 通称『
この最新型電磁加速砲は電源を外部供給にすることで片手での取り回しが可能なサイズまで小型化出来たのである。
しかし小型化によりバレルが短くなった影響で弾道に強い癖があった。その為、通常はAR照準などのスマートリンクシステムでの統合運用を前提としており、タマキがARディスプレイを使用している理由も主にこの為である。
その様な煩わしさが有るものの、発砲時の静音性や多用な弾丸での運用が可能な点など弱点を補って有り余る性能を誇っている。
そのHデンジャーを構え、タマキはARディスプレイに表示されるゲージが上昇していくのを確認する。
そのゲージが一定を超えたところで、素早く柱の影から飛び出し男が隠れる柱に向け
一瞬銃口から発せられるスパークの中を弾丸が銃身から躍り出る。
弾丸は狙い過たず男が隠れる柱へと命中する。使用しているのはこれまでと同じく通常のソフトポイント弾だが最大出力で撃った場合、先程オートマトンの体躯に風穴を開けている。
命中した柱を貫通こそしないが、激しい爆裂とともに大きな穴を穿つ。
続けて2発の弾丸が柱を遅い半分以上を抉る。
たまらず男は柱から離れる。そこに4射目の弾丸が襲いくる。
不意をつかれた男はその一撃を右肩に受けもんどりをうって倒れた。
用心深く銃を構え直すタマキ。このまま四肢を撃ち抜けば完全制圧可能であるが、それは過剰行為に当たる為、自制しゆっくりと近づいていく。
『
突如AIの警告が耳を叩く。
慌てて立ち止まり、銃で男の胴に狙いを定める。
しかし突如、男はバネ仕掛けの人形のように立ち上がる。人間には、いやオートマトンであっても通常は行えない急激かつ無理矢理な挙動の動作。
そのあまりの異様な動きに驚いたタマキの腹を男は容赦なく蹴り飛ばした。
その体躯からは想像もできない速さと威力で放たれた蹴りをまともに受けつつも、勢いに逆らわずに体を蹴られた方へ飛ばされた事で、衝撃をある程度抑えることが出来たが、この様な蹴りをそう何回も受けていては体が持つものではない。
男の追撃を避けるために銃を相手に向けるタマキ。しかし引金をひく前に男はそこから消えていた。
次の瞬間、既にタマキに接近していた男は右腕を大きく振り上げ、打ち下ろすようにタマキを殴りつける。
かろうじて上半身を後ろへ反らしその一撃を避けたタマキはそのまま後ろへジャンプし背中で着地。衝撃で息が詰まりそうになりながらも足で地面を蹴り床上を滑る。
手近な背の高いプランターの影に身を隠すと、身体を起こしつつAIにどやしつける。
「ちょっとナニあれ? あんな動き違法改造でもしてないと出来ないはずよ。」
『
「神経加速って…… それでもあんな無理な動きしていたら自壊しかねないじゃない。」
『
「これ以上、さらに相手する可能性があるか……。」
絶望的観測に気力が失われていくのを感じるが単身突入した以上、任務をやり遂げるしかない。
邪念を振り払う様に首を振り、改めて周囲を確認する。
自分が隠れている所を含め飾り柱が6柱、中心から放射状に設置。その中心に男が立っておりその奥には人質の少女が寝かされている来客用ソファとテーブルそして、エリアを区切るための背の低いプランターがある。自分の背後には受付用カウンター。
やはり柱以外は隠れるところは無さそうである。
男の後ろの少女は何やら規則的に指を動かしているが、見せられている幻影に反応しているのであろう。そして男はやや背中を丸め両手をだらりと下げ立っている。
「あの状態……、普通に考えれば馬鹿みたいに無防備に立っているだけに見えるけど、違うわよね。」
『
「たまに変な知識持ってるわね。」
思わず心底呆れたように返すタマキ。
『あなたに合わせているだけで……。』
返事をするAIの音声が突如ノイズにより途切れる。
ここでAIのサポートを失なうと大きなハンディとなる。慌てて各種操作でAIとの連絡を回復させようとするが、ノイズはより強くなっていく。
(まさかあいつの救援が来たとでも言うの?)
最悪の予測であるが、相手にとって物理的な救援が難しい状況である以上、電子戦による救援はあり得る。
しかもAIはタマキの腰に巻かれたポーチに収納されているため、AIとの連絡障害となると通信妨害ではなくAIへの
タマキの
内心の焦りを気取られないように慎重にしながら考えられる手段を使いAIに呼びかけるがやはり反応はない。
しかし、もし本当にこれが敵の支援であれば男はこちらを攻撃するか、人質を連れて逃走に入るところであるが目標はまだ動きがない。
横目で男の方に注意を向けながらも作業を続けているタマキのARディスプレイに突如「ALL AI SAPORT」の文字が表示されると同時にノイズが消える。
「何、どういう事?」唐突の事態に慌てるタマキ。
『聞こえてるそこの人、時間がないので簡潔に言うけどわたしの指示に従って。』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます