『確かに全属性魔法適性はあるが、俺は風属性しか使えねぇんだよ!』
エルネクス・ツイスティアはある日。教会で自分の魔法適性を調べると全属性魔法に適性があるという大変稀有な才能があることを知る。
自分に凄い才能があると知ったエルネクスは調子に乗り、自分には凄い才能があると自慢しまくった。実は全属性に適性はあるが風属性しか使えないことを隠して。
周囲の人々は、当然エルネクスが全属性の魔法を使えると思っており頑なに一つの属性しか使わないエルネクスを見てこう噂するようになった。
『奴はまだ力を隠している』
と。
これは、全属性魔法の適性はあるが一つの属性しか使えないことを隠すため、必死にエルネクスが強者プレイをする物語。
そして、死に物狂いで努力した結果いつの間にかエルネクスが歴史に名を残す大魔法士になっていた物語である。