Column2 「匂い」と「臭い」の知っているようで知らない話 (前編)
2月1日は「ニオイの日」らしいです。
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消臭スプレーの代表的製品「ファブリーズ」などを手がけるP&Gの「ファブリーズ暮らし快適委員会」が2000年(平成12年)に制定。
日付は「に(2)お(0)い(1)」と読む語呂合わせから。
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とのこと。私は今日知りました(笑)
折角ですので、「におい」に
さて、皆さんは「匂い」と「臭い」どう使い分けているでしょうか。
おおよそ、「匂い」はよい(かぐわしい)香りのとき、「臭い」は臭い(不快な)においときに使う、という認識かとは思います。
では、
——どんなにおいがする?
という場合は、「匂い」と「臭い」のどちらが当てはまるでしょうか。それとも両方当てはまるでしょうか。
実はこれ、辞書や書籍によって見解が違うのです。
「匂い」と「臭い」がどうやって使い分けられたのかを含め、丁寧に見ていきましょう。
まず「匂」というのは、「
一方の「臭」は、旧字を「臭」と書きます。「臭」は、「
さて、ここから分かるのは、「匂」は初めから「よい香り」という意味として使われていますが、「臭」のほうはそうでないということ。
『漢字使い分けときあかし辞典』によると、「犬が鼻でにおいをかぐ」が転じて「嗅覚に刺激を感じる」ことを指すようになったそうですが、さらに転じて「嗅覚に不快な刺激を感じる」ときにも使われるようになったのだとか。
つまり、単純に「嗅覚に刺激を感じる」(不快なにおいではない)ときも「臭い」が使えるということです。
実際、『漢字使い分けときあかし辞典』には、「人によって『いいにおい』か『不快なにおい』か判断が分かれるときは、『臭い』を使うのが無難である」と書いてあるのです。
確かに、漢字の意味から推察すればそれが正しいのでしょう。
しかし国語辞典を引いてみると、そう簡単な話ではないのです。
長くなるので、次話に続きます。
<参考・引用URL>
雑学ネタ帳 ニオイの日(2月1日 記念日)
https://zatsuneta.com/archives/102013.html
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