第58話 勇者と魔王がふたりきり その4
【設定確認】
ユウ:看病中にキスしようとしたところを思い出して話をしている。
マオ:温泉で、ユウとハンナが裸でいちゃついていたところを思い出して話をしている。
【それでは、以下本編スタート】
ドキドキが止まらなかったが、マオが話し始めた。
「た、確かにあれ(温泉での出来事)はびっくりしたけど……私、大丈夫だ(あきらめはついている)から」
「えっ……大丈夫だったの(キスされてもよかったの)?」
「うん……だってなんだか(ハンナとユウが恋人同士だから)楽しそうに見えた」
「えっ、本当に(キスが楽しそうってこと)?」
「うん。恋人同士って感じ(ハンナは嬉しそう)だった」
「じゃあ、今から続き(キス)……してもいい?」
「え……続き(ハンナと裸でイチャイチャ)……今、ここで?」
「だめかな(マオにキスしてもいいかな)?」
「……それは……、ちょっといやだ(目の前で二人のイチャイチャなんて見たくない)」
「そっか」
ユウは絡み合っていた手をゆっくりと解いた。二人の手は汗だくだった。そりゃそうだ。狭い空間で二人っきり。話はずれていたものの、結構勇気を振り絞って言葉を紡いでいたのだから。
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