第46話 魔王襲来 その6
「すみませんね、うちの戦士が」
「あらやだ、こちらこそごめんなさいね。この人脳みそまで筋肉だから」
ハンナとティファニーがお互いに謝りながら、気絶している二人の首根っこを掴んで立っている。
「そうだ、この二人にはトレーニングでもしておいてもらいましょ」
ティファニーが魔法を使ってその場にワープゲートを作り出すと、その中にマクベスを投げ込んだ。
「その子もどうぞ。ただ魔王城のトレーニングルームへワープするだけよ」
ティファニーにそう言われて、ハンナはいったん
そうして、
「さて、先ほど好きだとかなんとかおっしゃってましたが……あなたがたは戦いに来たのではないのですね?」
キリッとした顔と声で、ハンナが尋ねた。魔王マオは無言のまま(少し顔を赤らめて)こくりとうなづいた。
「ちょっと詳しくお話を伺いたいですわ。どうぞ、こちらへお座りください。」
ようやく、マオとティファニーは勇者ユウの家の中へ入ることができた。
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