駅
そういえば
駅の待合室で
わたしを待っている
あなたを見つけるのが
好きだった
列車の関係で
いつも先に着くのはあなたで
5分遅れでわたしが着く
待ってくれているひとのところへ
駆けて行く時に
わたしの胸は
温かいもので満ちた
もう駅へは
めったに行かなくなった
列車に乗っての
小さな旅も
できなくなって久しい
駅のアナウンスを聞きながら
改札を抜けて
ホームへの階段を上る
そんな夢想をする
随分と遠くなってしまった
駅も
あなたも
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