わかっているつもり

終わりのないものなどないのだと

そんなことはわかっているつもりだけど

多分

わかっているつもり

わかるということは違うのだ


わかっているつもりで

本当はわかってなんていないことが

どれだけ多いかと

いくつかの終わりに直面するたびに

わたしは思い知る

わかっているつもりだった

自身の甘っちょろさに

ただ、うなだれながら


それでも

其処に往きつくまでは

わかっているつもりでしかなくとも

こんなふうに歩いていくしかできない



わかるということを知るのは

其処に往きついた時でいい


泣き喚くのは

その時に、すればいい


愚かな人の身では

そうとしか、できない。

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