吹雪の日に

窓ガラスの向こうでは

ごうごうと風が吹き荒れ

雪が風景を白一色に変えている

数年に一度の寒波だと

ラジオからの天気予報


電気代もガス代も上がって

物価も上がって

世の中の厳しさに

心をすり潰されそうになって

それでも生きるために


風は唸り続けて

雪は降り積もる

息子たちが仕事から帰る頃には

どうか少しでもおさまっていますように

無力なわたしはただ祈るばかり


この吹雪の日に


つかの間

雲の狭間から射す微かな陽の光に


わたしは祈るばかり

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