こころの行く末

やっと抜けたと思った道の先が

行き止まりだったみたいな

こんな世界のなかで

こころが行く先を見失って

迷子になっている


疲れて座り込んで

泣きべそかきそうになっても

結局は立ち上がって

よろよろでも足を一歩

踏みだすしかなくて


まったく世の中ってやつは

容赦ないものでござんす

震える身体を両手で抱えて

そんな今更を

苦笑しながら独りごつ


せめてもの反抗に

行き倒れるまで

歩き続けようか


それが強がりでも

深爪した指先でしがみつきながら

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る