冬の声
うたた寝から
木枯らしの音で目を覚ますと
窓の外はいつの間にか
夕闇に横なぐりの雪
薄昏い部屋のなかで聞く
冬の声は咽び泣いているようで
灯りをつけなければ
寂しさにのみこまれてしまいそうなのに
わたしは
闇に
まだ動けずに
終わりというものについて考えている
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