私の母は、どうやらすでに、死んでいるらしい――
ある日突然、私のもとに掛かってきた一本の電話――その「報せ」は、代わり映えのない私の日常を、一変させるものだった。
誰にでも起こりうるのに、それでいて、人生で何度と経験しない稀有な出来事。戸惑う私の胸中には、母への複雑な想いと、とある思惑が絶え間なく渦巻いていた――
※こちらは『ゆうべには白骨となる』(https://kakuyomu.jp/works/16816927861191690467)から続くシリーズの二作目となります。
前作をお読みでない方でも問題なくお楽しみ頂けます。