番外編 買い物

私は斎川由奈っ!いろいろあって、一年生にして生徒会のが書記をやってます!

今は生徒会長と二人で生徒会室に足りない物の」購入をすることになり、お店を決めています!


「じゃあ、駅前のホームセンターで買うことにしましょうか」

「りょーかいですっ!」


やっぱり会長、テキパキ動いてて頼りになるなぁ。

‥‥ん?なんか後ろから気配がするような‥‥。


「会長会長」

「なんでしょう?」


私が小声で話しかけると、会長も察して小声に切り替えてくれました。臨機応変に対応していて感心ですっ!


「なんか後ろから気配がするんですけど‥‥」

「あー。恐らく、私のボディガードの方々でしょう。私のお父様、心配症なんです」

「そ、そうなんですか」  


流石大企業の会長の一人娘。わざわざ護衛が付くんですね。

会長としばらく話していると、ホームセンターに着きました。


「じゃあ、このメモ通りに買っていきましょうか。まずは、コピー機用の印刷用紙‥‥」

「あ!ありましたよ!」

「それですね。斎川さんありがとうございます」


えっへん!私のお手柄ですね!

そんな感じで、私と会長は必要な物を買い進めていきました。


「‥‥これで全部買えましたね。レジに行きましょうか」

「はい!‥‥あ!このティーカップ可愛い!」


私が見つけたのは花柄のティーカップ。全部花柄だけど、色は全部違っていて、五つのセットになっています。


「‥‥予算も余っていますし、私の家に美味しい紅茶の茶葉があります。折角ですし、生徒会室でお茶を嗜むために、買いましょうか」

「え!?良いんですか?」

「はい」


そういって、会長が私に微笑み掛けてくれました。

会長、入学してからお堅い人だと思っていましたが、案外、優しい所があるんですね!


「あっ!でもこれじゃあ一つ余っちゃいますよ!」

「一つくらい、余っていてもいいですよ」

「まあ、そうですね!」


会長はティーカップをカゴに入れて、お会計をしました。


「では、この荷物は責任を持って私が持ち帰ります」

「一人で大丈夫ですか?」

「はい。慣れっこですので」

「そうですか。じゃあ、今日はありがとうございましたっ!」

「こちらこそ。気をつけて帰ってください」

「はーい!」


こうして、私と会長はそれぞれの家に帰りました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る