第11話 咲、嫉妬が止まらない

第11話 咲、嫉妬が止まらない


 時間は少し飛んで午後7時前。咲は明輝よりも前に家に帰っていた。


「・・・あきにぃ遅い・・・絶対女の子とイチャイチャしてる・・・私のあきにぃなのに・・!」


リビングでぬいぐるみを強く抱きしめ、明輝の帰りを待っていた。

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 その頃明輝は帰りの電車を待っていた。


「遅くなっちゃったな・・家に着くのは7時半過ぎか・・咲、大丈夫かな・・?」


「相変わらずシスコンだなw妹も高1なんだからさ。」


「カズはそういうけど・・心配なんだよ・・」

(痴漢にあったし・・不安でしかない・・)


「はぁ・・じゃあな!妹さんの元に早く帰ったれよ!あっきぃのそういうとこ俺は好きだぜ。友達としてなw」


「おうwまた明日な。今日はありがとう楽しかった!」

明輝は電車を降り帰路についた。

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「ガチャ」


「ただいまー遅くなってごめん💦」


「あきにぃ遅い!」


「ごめん💦お詫びにこれ」


「これって・・夜限定販売の悪魔プリン!」


「急いで買ってきたんだ。前食べたがってたからさ。」


「ありがとぉ❤️あきにぃだぁいすき❤️」


「ほら、一緒に食べるぞ。」


「うん!」


咲と明輝はプリンを食べ、仲直りした。

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 午後9時。咲は脱衣所にいた。


(フッフフ〜❤️お兄ちゃんがお風呂に入ってる今がチャンス❤️)

「お兄ちゃ〜ん❤️?」


「なんだー?」


「目瞑ってて〜❤️」

(お兄ちゃんの裸を見れるのは私だけなの❤️)


「・・・え?」

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兄妹のはずなのに妹がデレデレなんだが!? ファンタジーとラブコメ好きな男子 @murasakitune

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