第9話 愛知県民 積雪しててもサマータイヤで出てくる
愛知県内に入っても積雪路 右に曲がりながらの下りの赤信号のかなり手前で
2台前のFFがクルんとこちらを向く
FFにチェーン撒いてヨー入った下りで、ドライのブレーキ踏めばそうなるわな
前の車はブレーキランプは点灯するが全く減速せずに突っ込んでいく
愛知県民 積雪しててもサマータイヤで出てくる
「栄子ちゃん 掴まって 揺れるよ」とインカムで叫ぶ
ミラーを見て止まっても後のクロカン四駆は無理と判断して、
対向車までの距離を確認して 距離はあるがすり抜けは無理
フルブレーキでマキシアイスの底力を遺憾なく発揮
クロカン四駆に突っ込まれる前にフェイント入れてサイドで180度
対向車線に飛び出してフル加速してミラーを見て後続車との距離を確認して減速
車が途切れているからもう一発サイド引いて180度 元の車線に戻り
多重事故で5台絡んでグシャグシャになってるのを見ながら
「危なかったね 栄子ちゃんに怪我がなくてよかった」
すり抜けていく
栄子ちゃんも ニホンカワウソを見る目になった
これか これが先輩の言っていたニホンカワウソを見る目の現物か
ニホンカワウソを見る目の娘は誘えない
これも 先輩の教え 先輩は誘って やらかした と言っていた
ICの近所に沢山あるお城も見るだけで通過 悲しい
高速もチェーン規制 冬タイヤを確認する警官に氷よりも冷たい目で見られ
スタッドレス と主張して検問をクリアして
閉鎖になる前にとパッシングをバシバシ光らせて
雪の降り積もる名神ー東名をフルオープンのNAで爆走していく
後から来た 四駆のラリー車には サクッと道を譲る 2台ツルンで爆走
無線の周波数をチームのにしたら やっぱ先輩 しかもニホンカワウソ本人
譲って正解
チェーンのクロカン四駆がどかない 30km/hで平然と追い越しに居る
制限速度は50km/h 邪魔でしか無い
先輩が切れて ハイビームにフォグまで点る
頑張って加速するが 所詮チェーンだわ 滑るのに経験不足の下手くそ
「こっちは普段から滑りまくりだ 経験の差を考えろよ」インカムに叫ぶと
「ネタも滑りまくりだし(な|ね)」無線の先輩と栄子ちゃんにハモられる
それもでも30km/hでどかないパジ◯ロのバカ 先輩 ガチ切れ マイクで
「前のパ◯ェロの運転手さん 走行車線に戻りなさい 通行区分帯違反です」
たしかに先輩 高速交機 PCではやるんだろうが自分の車にも付けていたとは
俺がハモられてヨロヨレから立ち直る頃に やっと道を空けるクロカン四駆
憑いてこようとするが、二台でミラーのカスにしていく
無線の先輩情報だと 電車も止まっているとの事 やっぱり急ぐのが正解だ
先輩 だいぶ先の駅で彼女が凍えてるらしい 急ぐわけだ
「先輩 その彼女が ニホンカワウソを発見した彼女ですか」
栄子ちゃん それは訊いちゃダメと 間に合わなかった
「仲直りして結納も済ませて 式待ちだ 大事な体 冷やす訳には
加速させて貰う またな」
栄子ちゃん ホッとしてる
最新のスポーツ四駆のラリー車 しかもドライバーはニホンカワウソ本人
足もタイヤも スノーラリー仕様
あっさりと離されていくNA 車とタイヤの差もあるが ドライバーの差がデカイ
「ニホンカワウソ本人はヤッパリ凄いね」
「それは 彼女さんのお腹に赤子の可能性大 急ぎます」
「お祝いに行かないと」
デカイスーパーに先に到着したのは当然 NA 無線も届かない
栄子ちゃんを サイゼリヤへ自信を持って連れて行くが
でも「サイゼリヤですか」と言われる 滑った
そうは言ってもお腹は空いているので 目一杯食べる
更に待つので ミスドに移動 待ってる間に居眠りしてると
ミスドが微妙な温度でスキーウエアを脱いでスェットの上下に
佐賀県産の銀狐の組み合わせ なかなかシュールな絵図だ
クラウンワゴンは渋滞にハマリ苦労してるみたいだ
待ってる間に居眠りしてると
栄子ちゃん チュとしてくれてると
クラウンワゴンが停まる
女性陣が「あーーーーー 」と言ってくれるが俺的には先着順
と思っていると 涼子27さん達も入ってくる
あれ?
「もう 私のって 約束ですからね」栄子ちゃん
どうしていいか解らず 呆然としていると 涼子さんが
「またスキーに行きましょうね」自分の車に戻っていく
あれ? どうしたらいいだ
栄子ちゃんが板二本を持ってナビに来る ブーツもトランク入れて
栄子ちゃんのアパートに送っていって、そのままお泊り
栄子ちゃんの彼氏として頑張っていく
スキー場に雪があるうちは余裕
こっちは合宿中でも、スキーバスのチケット代を持てば負担にならない
デカイスーパーには旅行代理店もあって 美沙さんがいるので
デジポットをぶち込んで 一派は皆 自由に使ってきてと放り投げておく
宿の部屋を余分に確保しておいて
居場所を美沙さんに連絡しておけばいい
でも、来てくれるのは 矢田と栄子ちゃんだけ
美味しい店もおしゃれな飲み屋も
スキー場の廻りなら、スキー場関係者から聞いているし
マッシモとかジョルジェットとかのトイレ組も混ざり呑み食いする
長野親父のサポートもある 長野のスキー場なら何処行ってもOK
パトロールやイントラとかの案内があって間違いなし
春になり雪が溶け普通のスキー場のシーズンが終わる 俺の恋も終わりかける
「だって、街でおしゃれな店の一つも知らない
服はこんな通販のしか持っていない」とOrvisとLLBeen
両方とも日本語カタログが出る前 ほぼ知られていないブランド
正直に栄子ちゃんに言う
「そうですよね 大円さん スキーに全ブリ 遊園地なら行けますか」
「鈴鹿の遊園地なら道も覚えてる」
「日程調整して行きましょう」 と 栄子ちゃん優しい
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FFにチェーンでクルんと 眼の前でやられたこと有ります
サマーで曲がらず止まらず まっすぐ突っ込むも見ました
トンネル抜けたら、雪道で後の車が吹き飛ぶのも見ましたねぇ
なんで雪道に行くのに準備しないのかな
検問の警察官は冷たい目ですが、ちゃんとスタッドレス履いてると理解ると
「どうぞ」と言ってくれる優しさはありました(毎回言ってくれた)
積雪で、サマーで登れなくて高速道路上に止まりまくってる多数の車
横目で見ながらフルオープンでバシバシパッシングしながら登っていく
雪止まずで積雪し続けてから、大晦日に車中泊だったんだろうな
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