世界観が面白いですね。深刻な流れになるかと思いきや、緩やかに終わりました。最後の一文のテキトーな感じには不覚にも笑いました。
生きとし生けるものの頭上に「天」「地」の文字が浮ぶ。ある日突然、世界中に現われた異変。その文字のお陰で人の善悪が一目瞭然となった世界。そんな世界で主人公は学生生活を送っている。恋もしている。夢があって、未来があって、ささやかな希望がある。ほのぼのとしながらも、ちょっとシニカルな物語。ユニークな発想の物語がお好きな方には特におすすめです。因みに、あいつの頭上には何が浮んでいるだろう・・・?