第42話 カクヨムコン9の大反省会・1
カクヨムコン9に参加された皆さんお疲れ様でした!
読者選考期間も終わったので、今回から数話(何話になるかは不明)にわたって、カクヨムコン9の一人大反省会を行いたいと思います。
まずはあちこちで言ってますが、応募締切まで文字数の関係でハラハラさせて本当にすみませんでした!!(土下座)
と、何度目かもわからない謝罪をさせていただきたく。
皆さん思ってるかもしれませんが、自分でも奇跡だと思ってます。
しかも読者選考期間内に完結までできたんですから!
最初の方と違って、途中から推敲がかなり甘くなっているのは認めます。
推敲を最小限にして、その分の時間を執筆に回さないと文字数が危なかったもので……。
というわけで、少し時間を置いてから推敲してみたいと思います。
でも今回必死に書いてみて、乗ってる時は予想以上に書くことができることがわかりました。
少しだけですが、執筆スピードが上がったような気もします。
とはいっても、まだまだ遅筆なことには変わりありませんが。
まあ追い込まれた結果ですね……。
言い訳になってしまいますが、今回ギリギリの進行になった個人的な理由がありました。
これがなければもう少しマシに進んでいたと思いますが、正直こればかりは私の力ではどうにもなりませんでした。
この辺の事情については私が忘れてしまわないよう、ここにしっかりと記録として残しておきたいと思います。
これから書くことは私の備忘録的なものなので、スルーしてもらって構いません。
※※※
昨年、2023年12月31日午前6時45分に母が亡くなりました。
今もまだ病院に入院しているような気がして、なかなか実感が湧きません。
11月30日に入院する時に母は「年内はもたないかもしれない」と言っていたので、「せめてコンテストが終わる2月に入ってからにして」と私は冗談で返していましたが、それも叶いませんでした。
主治医の先生からは1年ほど前に「もって2~3年」と言われてはいましたが、正直私はもっともつと思っていました。
実際、最後に入院する少し前までは普通に一緒に買い物に行ったりしてましたから。入院する時も先生から「2週間前後の入院」と言われてましたし。
でも、入院して2週間ほど経ってから脳梗塞を発症しました。
亡くなったのは脳梗塞のせいではなかったし、忘れっぽくなっていたり記憶が時々おかしくはなっていたけど一応会話はできていたので、当時はそこまで悲観していませんでした。
その後、12月20日を過ぎた辺りだったと思いますが「そろそろ危ないかもしれない」と言われ、クリスマス頃には「ここ2~3日が山だ」と告げられました。
そして31日に亡くなったわけです。
脳梗塞を発症した頃から、私の中にもしもの時の不安が少しずつ出てくるようになりました。
そこまで悲観していなかったはずですが、やっぱり心のどこかでは心配になっていたんだと思います。
もともと、書ける時は少しでも書き溜めようと考えていましたし、実際12月の最終週は執筆などのために丸ごと仕事の休みを取っていました。
仕事の休みは母が入院する前にシフトの希望を出していたものなので、母の入院とは関係ありませんでしたが、結果的に関係してしまったような気がします。
でも、その最終週は執筆がなかなか進みませんでした。
これは完全にただの自分の怠慢なので何とも言えないんですが……。
夏休みの宿題でよくあるアレですよ。「まだ時間あるからいいや」ってさぼるやつです。
完全に、「今日できなかった分は明日以降に巻き返せばいいや」ってなってました。ダメ人間です。
上にも書きましたが、脳梗塞を発症した頃からですかね、そこまで悲観していなかったとはいえ、万が一の場合はもしかしたらカクヨムコンどころじゃなくなって、締切に間に合わないんじゃないかとも少しずつ考えるようになりました。
場合によっては途中で作品を取り下げて、次回のカクヨムコン10か他のコンテストに回すことも本気で考えたり悩んだりしてたんです。
でも「読んで応援してくれてる人がいる」と思うと、きっぱり諦めるという決断はできませんでした。
結果、母が亡くなってから4日ほどは書く時間とストックがなかったので更新は止めましたが、私は締切ギリギリまであがくことにしました。
何より、母なら「私のことは気にしないで頑張りなさい」と言うと思ったんです。
それに集中して執筆している間は母がいなくなったことを忘れていられました。これを書いている今はさすがに無理ですが。
結局はギリギリまで粘ってダメだったら他に回そうと決めたんですが、それから何度も「これ間に合わないんじゃないか?」と心が折れそうになっては、母のことを考えてどうにか立ち上がる、これの繰り返しでした。
あとは、「これだけ頑張って書いても読者選考通らなかったら、今回必死に書いた意味がない」という底知れぬ不安がありましたね。
その度に「もしダメだったら他に回せばいい」と懸命に言い聞かせてました。
前に「1巻で打ち切りでもいいから結果を出したい」と書いたことがあります。
こちらの回です。
◆第16話 「推しメン」原案小説コンテストの中間選考発表・2
https://kakuyomu.jp/works/16817330648600133741/episodes/16817330652055395386
これはすでに母が余命宣告されていたので、生きてるうちに「書籍化したよ!」と自分の本を見せたかったからです。
もう叶わない夢になってしまいましたが、いつか書籍化できたら仏壇に置いて自慢しようと思ってます。
今回のカクヨムコンでは応援してくださった皆さんはもちろん、母の励ましもあって「無事に完結」という奇跡が起きたと思ってます。
正直、完結も2月7日までにはさせたいと思っていましたが、きっと無理だろうから最悪10日頃にでも……と計算していました。
結果的にはどうにか7日に完結できて、ほっとしましたが。(笑)
今回のカクヨムコン9でギリギリの進行になった理由などは、だいたいこんな感じです。
まあ、カクヨムコン用の執筆に入ったのが遅かったっていうのが一番の原因だと思いますが、それについては次回以降にでも反省します。
※※※
今回は長くなってしまったうえに、しんみりしてしまいました。すみません。
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
今回のことについてのコメントはなくて大丈夫です。私自身が返信に困ってしまうと思いますので。
それに、これは気を遣われたくて書いたものではなく、あくまでも自分の備忘録です。
なので、そっと♡を押していただけるだけで十分です。
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