第13話「お説教されるの何年振りだろう。※そんなに面白くない話集」
俺は今、何年振りかもわからないお説教をされています。正直大学生になってまでこんなこと、、親父にも怒こられたことn『お兄様!!』、、、。
「ちゃんと聞いてるの、、。」
ルルカは少しブーたれた顔で言った。、、怒こられ−
「聞いてるよルルカ、、。」
「ムー、(絶対聞いてないよ、、。)」
「で、いつまでかかるのよ、。」
レナが水を指すように言った。
「お兄様が反省するまで、、。」
ルルカ、俺は反省してるんだぞ、。(嘘)
「はぁ〜、、。ルルカ、私が思うに、その調子だと紅月が反省するまでざっと3年くらいかかりそうなんだけど、、。」
「なっ!失礼な!俺だったら5〜6くらいかからないと反省しないぞ!」
俺はレナが敷いたノリというレールになってそう言う。
「紅月様、そこではありません。」
ウミさんが小声で少し残念そうに言った。
「ね、言ったでしょ、。」
「、、。はぁー!!わかったよ。お兄様!次からは絶っーーー対に!嘘はやめてね、私はお兄様ことすっごーーく!尊敬してるからそんな人が嘘ついたら私だって傷つくからね!!わかった!?」
「うっす、。」
ルルカは嘘つくことそこそこあるのに俺だけ嘘ついてはダメというのはどうかと思う。、、兎に角、、これでお説教から解放される、。ほんと、説教されたのは久しぶりだったな前に説教された時は、、、、。
あぁあの時か、。
その時俺の脳内には一人の少女に怒られている自分がいた。懐かしい記憶だ、、。だが、、
「お兄様!次からはほんと気をつけてね!。」
「、、、、。」
「、、?、お兄様?」
「ん!あ!あぁ!気をつける。」
「?」
やばいボッーとしてた。
「で、次は私の番よ。」
「へ、?」
レナがルルカと入れ替わるように俺に近づくそして、
「あんた、私がなんでハンドガン渡したかわかる?それはね、PK(プレイヤーキル)させないためよ、そのイカれた武装は加減ができないからよ、、。さっきの奴らをPK(プレイヤーキル)をしたって理由で街の衛兵にでも突き出せば結構金になるのよ、、。」
「つまり、俺はお前の稼ぎを妨げたってことか、、。」
「そういうことよ、。」
〜よ。っていうの多いな、痛っ!
レナは俺の左耳を思いっきり引っ張り首を上に上げようとする。
「痛い!痛い!やめぇ!!」
「十回謝ったら許してあげるかもしれないかもしれないかもしれないかもしれないわよ、。」
「長いwっイテテテテ!!わかった!謝るからせめて耳から手を離せぇい!」
「やだ」
「なんでや!!!!!!!ちっ!ごめんなさい。ごめんなさい!。ごめんなさい!!。ごめんなさい!!。ごめんなさい!!。ごめんなさい!!。ごめんなさい!!。ごめんなさい!!。ごめんなさい!!。ごめんなさい!!。」
「よし、。」
レナはそういうと、俺の耳を離し振り返って歩いていく。
「あぁ〜くっそ、堅物女(レナ)ァ、。」
「お兄様、大丈夫?」
ルルカが寄って俺の心配をしてくれた。
「ダイジョばない。耳痛てぇ、一応金属製なのに、結構痛かった、。」
※紅月はオートマタなので全身金属質。
「よしよし、。」
ルルカは耳をさすっている俺の頭を撫でてくれた。頭を撫でられたのも結構久しぶりだ。
・・・
「お嬢様、なんだか少し楽しそうですね。」
ウミさんがそれとなく私に近づきそう言う。
「そう?、、。まぁいつもは撫でられてる側だから逆に撫でるのが楽しんじゃない?」
それに対して憶測だらけの意見で、そっけなく返す。実際に紅月とルルカの関係についてそんなに詮索するつもりはないし、なんなら知りたくもない。
「そうかもしれないですね、、。」
思っていた回答と違った感じ?、ウミさんはなんだかシュンとした。
「にしても、紅月。あんたのビームマグナムはえぐいねぇ〜、。」
私は紅月が撃った後を見てそう感じた地面が少し削れている部分がある、恐らく本家みたいにかすっただけでも致命傷になるのだろう。そう考えるとビームマグナムの火力はあながちこのゲームトップになってくるのではっと思う自分。そしてそれ故にこの兵器を封印しようと考える自分もいた。
(_、、。考えても仕方ないか、。)
フ-っと鼻息を出し、私は残って気絶している賊を縄で縛り上げようと向かう。
「私もお手伝いしますね、、。」
「ありがとう。」
ウミさんのこういう気遣いは好きだ、なんなら家で仕事をしてもらいたいくらい、。こんな出来すぎたメイドに世話されているルルカが少々羨ましい。
・・・
「ルルカ、もういいぞ、、」
俺はルルカが撫でる手を止めないので口で止めるように伝えた、しかし
「も、もう少しだけ、。」
ルルカは撫でる手を止めない、流石に年下の、なんなら妹に頭を撫でられ続けたら俺ですら恥ずかしくなってくる。なので止めたいのだがルルカはなかなか止まらない。しまいにはもう少しだけっと、私利私欲のために撫でていることが読み取れる。
「ルルカ、。欲しいものなんでも買ってやるから手を止めなさい、。」
「えっ?!なんでも!??!」
ルルカは俺の言葉を聞いた瞬間手をすぐにしまい、ご飯を待つ犬のように可愛いそぶりをした。そして俺は最初からこの手を使えばよかったと少し後悔している。
「なんでもだ、、。」
俺はやれやれっとした感じに言い。立ち上がり、腕をぐぐぅ〜っと伸ばして少し体をほぐした、。
「えっと、じ、じゃあ!お兄様が欲しい!」
「、、、、。」
ルルカは立ち上がると両腕を広げて俺に向かって言った。うん、我ながら妹は可愛い。ではなくて、、、
「俺は買えないぞ?」
「うぐ、そうじゃなくて!、。」
俺のマジレスにルルカは少しよろけ、なんとか話を続けようとする。
「とりあえず、冗談ならやめてくれ、。ハァ〜、ちゃんと決まるまで言うんじゃないぞ、。」
「うぅ〜、冗談じゃないのに〜、。」
今ルルカから冗談じゃないと聞こえた気がするが気のせいだろう。ていうか、俺がほしいって、新手のプロポーズかぁ?もしそうだとしても俺はルルカをそういう目で見れない気がするな、、。
「おーい、アンタ達!先を急ぐよ!」
「今行く!。」
俺はレナがいる方へ行こうとするが止まっているルルカが気になり、近くに寄る。
「ルルカ、行くぞ。」
「、、、。」
ルルカは少し不貞腐れてる顔をしている。ので俺はとりあえずルルカの手を取り優しく引っ張るようにレナの元へと向かう。
「あんた達、また喧嘩したの?」
「失礼なっ!喧嘩じゃない。」
「じゃあ何よ?」
「う〜ん、痴話喧嘩とでもいうかな?」
※紅月は痴話喧嘩の意味をしっかりと把握していません。
「はぁあ?」
レナはすんごい呆れ顔で言った。そんな顔しなくてもいいのに、。っと俺は少し心を痛ませながら小声で言った。
(痴話喧嘩、、、。)
「、、。フフフ、、。」
さっきまで不貞腐れていたルルが笑顔になり、静かに笑い出した。
「?、なんか面白かったか?ルルカ?」
「ん?、ベッツに〜、、。」
「?、、。」
ルルカは急に上機嫌になり、俺の手をぎゅっと少し強く握った。俺は終始その理由がわからないまま、森を進んでいく。
数十分後、。
「なぁ、一つ質問いいか?」
照り続ける日が俺を刺激する。どうしてこうなったのか、、。
「なぁに?お兄様、。」
ルルカも少し汗をかいている。当然だ、そんな暑そうな服を着ているのだから、。
「なんで、。」
なんで、、、
「なんで、俺たちは、、、。砂漠を歩いているんだ?、、。」
さっきまでそこそこ涼しい森だったはずが現在俺たちは猛暑の砂漠を横断している。まるでそう、砂漠化が一瞬で目の前で起きたような感じだ。
「、。理由は簡単よ、このバスク砂漠を越えなきゃ錬鉱国ゲレームに到着しないんだから、、。」
「いや、知ってるよ。俺が聞いてるのはなんで徒歩なのかっていうことだよ、、。」
「それはまぁ、交通手段が少ないからよ、こんなドデカくて暑い砂漠に年中乗り物屋さんをやっているプレイヤー、NPCはいないだろうし、なんなら、この世界に車は存在しないし、、。」
レナが防弾チョッキを脱ぎながらそう言った。
「いや、そりゃ、そうだけどよ、、、。せめて、ラクダくらい、捕まえ、られねぇ、の?」
「ラクダを捕まえるのは結構、ムズカしぃんですヨォ、、。」
ウミさんが今にも枯れそうな声で言った。メイド服はこの砂漠場では結構過酷だと思うのだが、、。
「うミィ、もうメイド服脱ぎなよぉ、〜、誰も見てないんだし、。」
「お嬢様まぁ〜、はしたないですぅ〜、、。」
この二人は特にやばそうだな、。正直言って俺もやばい方なのだが、、オートマタの効果か知らないがそこまで暑さは感じない、。こればっかりはありがたい限りだ、、。それにしても早く錬鉱国につかないものか、、。
そんなことを考えながらめちゃくちゃ暑い砂漠を俺たちはすすむ、ちなみに暑すぎるとダメージを受けるらしく、ウミとルルカが絶賛毎秒1ダメージくらってる状況だ、、。そのせいでピロンピロンダメージ音がうるさいのは語らずしもわかることだ、兎に角早く、夜にでもなってくれぇ〜、、。
「にしても本当に暑いですねぇ〜、。。」
ウミさんが今にも溶けそうな声で言った。本当に『メイド服』脱げばいいのに、、。あ、装備って意味だぞ、。
「バスク砂漠はこのワールドで、1、2を争うほど広いからね。これからこれがもっと続くよ、、。」
「うへぇマジか、。」
「もうきついよぉ〜、お兄様ぁ、抱っこしてぇ〜。」
ルルカが一旦立ち止まり汗を拭いながら俺に言ってきた。
「え、まぁいいけど、俺今めっちゃ暑いぞ、(鉄だから)」
実際に俺の表面はまるで熱された鉄板の如し熱さだ。具体的に言えば車のボンネットで目玉焼きができるくらい、、
「あ、ならいいや自分で歩く。」
「おい、、。」
ルルカの諦めの速さに俺はツッコミを入れた。が、鋭さはなかった。もちろん暑いからだ、、。
「にしてもどこかに休憩できる、ところないかしらね、流石に暑くてたまらないは、、。」
レナが汗を拭う仕草をしながら言ったが、オートマタには汗という概念が存在しないため、その行為は無駄だと心の中で思った。しかしその気持ちがわからないわけだはない、なぜなら気を抜いたら俺もしてしまうからだ、。
「にしてもほんと何もないな、まるで『黒歴史』の後みたいだ、、。」
「、、。あんたの冗談は面白くないけど、この世界にそんなものがないことが救いだわ、、。」
「全くだ、。」
にしても殺風景だ、左を見ても、右を見ても、砂、砂、砂、、、。流石に飽きてくる。どこかにオアシスでもないだろうか、、。
「今日はここら辺で終わろうかしら?、。」
レナが一旦止まりそう呟く。
「さんせぇ〜、。」
「右に同じく」
(あ、これゲームだった。)
完全に頭から抜け落ちていた、。いや、かなりリアル味があったからであって、決してプラモのことを忘れてこのゲームに夢中になっていたわけじゃなくてですねぇ〜えーと、まぁはい。帰ったらプラモを作ろう。
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