第42話 わざとですか!?
しかしながらずっとやられっぱなしというのも、これはこれでストレスは溜まるというものである。
流石にここまでされたのならば仕返しの一つや二つ程お返しでやっても流石にサーシャは文句は言えないと俺は思うし言わせない。
そう思うと俺は仕返しとしていい案を思いついたので早速仕返す事にする。
「そうだな………それ程俺の事思っているというのならば今ここで衣服を脱いで全裸になって貰おうか。当然俺達はもう子供じゃ無いんだ。異性である男性の前で服を脱ぐという事が、それだけを意味する事では無い事位は流石のサーシャであろうと理解はしているだろう?」
「わ、分かったわよ。でも………私、初めてだから優しくしてよね………」
いくら何でも流石に突っ込まれて終わりだと思っていたのだが、俺の予想と違いサーシャは脱ぐ気満々かつ初めてであるとカミングアウトまでして来る始末。
「とて……当然だ。お姫様たってのご希望とあれば優しくして差し上げましょう」
一瞬こそサーシャのその反応にビックリはしたものの、俺は勘付いた。
恐らく俺がここでひよってしまった所をこのサーシャはコケにするのであろう。
良いだろう。
そのチキンレースに乗ってやろうでは無いか。
このチキンレース、デメリットはサーシャしか無いという事にいつ気付くのか実物であるな。
そして部屋の中から聞こえてくる衣擦れの音と共に、裸に近付いて行くサーシャに、裸に近付いて行くにつれ汗の量が増えて頭から血の気が引いて行く。
遂に下着のみとなり、サーシャの鍛え抜かれた美しい身体に掌では収まりきらない大きな果実が主張してくる。
そしてサーシャは肩まで真っ赤に染めながら下着に手をかける。
いやいやいや、流石にコレは止めるべきであろうか?
サーシャの負けず嫌いな性格は分かっていたのだが、流石にここまでとは思っていなかった。
「ご主人様っ! お昼になったので一緒にご飯を食べに行きましょう。近所に新しい喫茶店が出来たみたいですので一緒に行ってみたいですわ………あらあら?」
「ひにゃぁぁあああああっ!?」
「ようやっと、という所ですか。流石に奥手のサーシャさんもレヴィアさんが現れて危機感を感じたんですね。そしてご主人様の唐変木っぷりにも。ご主人様は押してダメなら押し倒せという気概で無ければ気付いてくれない程鈍いのでお覚悟を。それと、その鈍さからチャンスはなかなか訪れないので頑張って下さいね」
「その折角のチャンスをアンタが潰したんでしょうがぁぁぁああっ!! わざとですか!? わざとですねっ!!」
「ええ、わざとですが何か?」
「きぃぃぃぃいいいいいっ!!」
────────
下記宣伝です。
新たにカクヨムコンテスト用に作品を連載し始めましたので、面白そうだな、と思った方はブックマークしていただければ嬉しく思います٩( ᐛ )و
タイトル
● 異世界にゲームのキャラクターで転生していた事に気付いたので邪魔する奴はぶん殴る事にする
キャッチコピー
● 俺のやりたいように生きようと思います
あらすじ
● いままで両親や弟、婚約者までにも見下され馬鹿にされ罵倒される生活をしてきた主人公は、ある日自分が前世でプレイして丹精込めて育ててきたゲームのキャラクター(アバター)で転生した事に気づく。
当然ゲームで俺が育てたキャラクターは今の世界ではたとえドラゴンが相手でも簡単に倒せるステータスであり、これからは俺のことを邪魔するやつは問答無用でぶん殴ってやる(武力で解決)と決心するのであった。
何卒よろしくお願いします(土下座
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