探偵ってやっぱり憧れる!

「数日後、あなたを攫いに伺います」
 という奇妙なメールが届いたうえ、空き巣に入られた早川あとり。住み込みで働きながら、犯人を探したい彼女は探偵事務所を訪れる。

 ミステリーを読んでみたいけど、本格的なのはハードルが高いな…と感じている方におすすめしたい、ライトミステリー作品です。
 あまり口数も多くなく、気だるげな雰囲気の探偵・秋月京介と、天真爛漫でポジティブなあとりの、凸凹コンビが魅力のひとつ。人の嘘を見抜けるという京介の能力と、あとりの行動力で依頼をこなしていきます。

 私が特に好きだったのは、2章の「噓吐き達はかく語る」。
 商店街の福引で当たりを出したあとりは、京介とともにとある旅館を訪れる。しかしその旅館の従業員も、そして旅行客までもが嘘をついているようで――?
 なんでみんなが嘘をついているのか、おかしな空気にどきどきさせられます。嘘をついている理由は何か、ぜひ予想しながら読んでみてください。

 恋愛関係にならないであろう男女バディって良いですよね。はい、私も大好きです。
 二人の掛け合いも楽しみつつ、謎も堪能できる一作でした。面白かったです!

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