第33話とりあえずの平穏
2008-09-24 09:24:47
その後、とりあえずは平穏な日々を過ごしています。
父はもう、以前のようには戻れないだろうとは思いますが、身体の動きや、言葉の出かたなどは、ほんの少しずつ回復しているように見えます。
だいぶ歩けるようになってきたので、ゆっくり一人で歩いてトイレに行くことと、母の介添えで入浴もできるようになりました。
病人を見ていて、改めて気づいたのですが、身体が弱っている人にとって、トイレへ行くことは重大なことなんです。
無事にトイレを済ませられると、ひと仕事終わったという感じで、ほっとひと息です。
食べて、排泄して、寝るという、健常者には当たり前のことが、こんなにも大変で、大切なことなんだなと、痛感しました。
半盲という状態。両方の目の半分ずつに障害があるので、私にはどう見えているのか想像もできませんけれど、見え方がおかしいため行動にも支障がでているようです。
また、記憶の持続もできないので、不安に感じているようす。通院の日にちや時間、しなくてはならない予定などを、何度も繰り返し確認したりしています。
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