第23話脳腫瘍の再手術でした

2008-08-26 23:32:02


今日、父の再手術でした。おかげさまで成功。


 面会した時には、まだ麻酔でぼーっとした状態でしたが、意識も回復して、話しかける言葉には反応して、「今何時だ?」と、一言話すこともできました。

現在はICUで経過を観察中です。


二一日に入院してから、父の状態は日に日に悪くなって、ほとんど言葉が出ない状態。何か言いたいのに、言えなくて辛い様子でした。


 最初はベッドに座ったり、立って自力でトイレにも行けたのですが、寝ていることが多くなり、介添えがないとトイレにも行けなくなっていました。


 また事前の検査で、昨年手術した肺が、少し萎縮気味とのことで、手術に備えて肺に管を通したりと、先回の手術よりはさらに、慎重が必要になったようでした。


手術内容は前回とほぼ同じとのこと。ただし、傷の回復を考えて、前回よりは少し大きめに切るとのことでした。

ともあれ、約四時間の手術、順調に行ったとのことです。


 今回は、先生から取り出した腫瘍を、見せていただきました。

ホルマリン液の中に、黒っぽいフニャフニャしたものが浮いていて、まわりに透明な突起のようなものが出ていたように見えました。

思ったより大きくて四センチくらいあったそうです。


 これまでの経過からみても、大きくなるのがとても早いみたいです。

母が聞いた話では、看護婦さんが「年齢より身体が若い」と言っていたそうです。若いと癌の進行も早いと聞いたことがありますが、そのせいなのか、どうなのかわかりませんけれど。


 今後は、一週間くらいで、はやく体力を回復させて、放射線の治療をすることになりそうです。

もう三回目の手術はさせたくありませんから、それに、体力的にももう限界だと思います……


 でも、転移性の癌ということですから、そのまま放っておくことはできません。

できる限りのことを、全てしようと、家族と話しています。


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