抱き合わせのいらない方? 上等じゃねぇか! 白田 まろん
勇者の抱き合わせ?
はぁ?
ある日突然異世界に召喚された長谷見 優弥(はせみ ゆうや)。しかしそこには彼一人だけではなく、ジャパニメーション気触れのアメリカ人、エリヤ・スミスもいた。
エリヤの称号は『勇者』。
優弥の称号は『勇者の抱き合わせ』。
単なる抱き合わせのいらない方として無能と罵られ、挙げ句に少しの金を渡されて城を追い出されてしまう。
日本に帰ることも出来ず途方に暮れた彼だったが、すぐに自身の異常なステータスに気づいた。それから始まる美女と美少女との三人での生活。
果たして優弥は異世界で生きていくことが出来るのか。
◆本作では魔物のスタンピードは発生しません。
◆矛盾などがあればどんどんご指摘下さいm(._.)m
◆口に出さない心の中の呟きなどは()で囲ってます。
◆ 通貨単位は以下の通りです。
金貨1枚10万円
小金貨1枚1万円
銀貨1枚1000円
銅貨1枚100円
鉄貨1枚10円
◆通貨単位以外は説明を省くため、現代のものをそのまま使ってます。
◆誤字脱字は応援コメントなどでお知らせ頂けると嬉しいです。更新前に推敲してますが、よろしくお願いしますm(._.)m
◆一部全角(一桁)または半角(二桁以上)のアラビア数字表記があります。
◆性描写有りは保険です。
◆ども、メンタル鋼ですんで、挑んでくれたら嬉しいっす(^o^)
あと読んでもいないのに続き楽しみとかがんばって下さいとかのコメントはいりません。
読んだか読んでないかくらい分かるんですよ。
読む専さんのコメント見てから出直してこいや。
中身のないコメントは中身のないレスで返します🥴
◆◇一応最初に書いたコンテスト向けのあらすじ◇◆
※以下は読まんでも困りまへんで※
最愛の妻と娘を自然災害で亡くし、自殺する勇気もないまま無気力に生きていた長谷見 優弥(はせみ ゆうや)。
そんな彼はある日突然、異世界のモノトリス王国に召喚されてしまう。ところが召喚されたのは彼一人ではなく、アメリカ人のエリヤ・スミスという男も同様だった。
エリヤは実はジャパニメーション気触れ。しかも称号が『勇者』とあって、彼はこの召喚を大いに喜んでいるようだ。
一方優弥の称号は『勇者の抱き合わせ』で、ステータスもエリヤの百分の一しかなかった。これは年老いた国王の足許にも及ばないパラメータである。
『有能な勇者を送る代わりに無能な者を一人引き取って頂きます。無能でも最低一年間は死なせないように』
それが女神ハルモニアがモノトリス王国に課した、勇者召喚の条件だった。
無能の烙印を押されたものの王国と女神との約定のお陰で、一年間なんとか暮らしていけるだけの金を渡されて城を追い出される優弥。だがすぐに、自身の尋常でないステータスに驚くこととなる。
異世界で生きていくためには仕事を得るしかないと、彼は職員紹介所を訪れた。そして見た目が好みだった受付担当のポーラから鉱山の仕事を紹介される。
一方彼が異世界に召喚された同日、鉱山で崩落事故が発生していた。その報せが王国に届いたのは事故発生から二日後。被災者の生存率が著しく低下する七十二時間の壁まで、あと三時間しかない。
災害で最愛の家族を失っていた彼は、たまたま救助に向かう馬車に乗り込み、そこで唯一の生存者ソフィアの救出に成功する。
そして彼は史上三人目となる『鉱山ロード』の称号を手にするのだった。
◆◇最初に書いたあらすじここまで◇◆
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目次
完結済 全155話
更新
- 第一章 抱き合わせで召喚されちまった
- 第一話 勇者と無能
- 第二話 無能の所以
- 第三話 金貨が使えない?
- 第四話 仕事を求めて
- 第五話 崩落事故
- 第六話 トマム鉱山へ
- 第七話 無限クローゼット
- 第八話 救出
- 第九話 前を向いて
- 第十話 生きる目的
- 第十一話 庭付き風呂付き一戸建て
- 第十二話 ポーラの同居
- 第十三話 トーマスの死
- 第十四話 鉱山ロード
- 第二章 夜盗と絆
- 第一話 勇者の使命
- 第二話 三人の日常
- 第三話 魔石の指輪
- 第四話 サットン伯爵の思惑
- 第五話 翡翠色の魔石
- 第六話 ソフィアの書き置き
- 第七話 サットン伯爵家からの依頼
- 第八話 夜盗のアジトへ
- 第九話 夜盗狩り
- 第十話 潮時
- 第十一話 責任取って下さい
- 第十二話 討伐報酬
- 第十三話 家長として
- 第三章 港町イエデポリ
- 第一話 女神ハルモニア
- 第二話 港湾管理局
- 第三話 面接(前編)
- 第四話 面接(後編)
- 第五話 剣術道場の斜陽
- 第六話 斬っちゃダメです!
- 第七話 優弥の誕生日
- 第八話 換金済みの手形
- 第九話 疑惑の港湾管理局
- 第十話 港町イエデポリへ
- 第十一話 マイケルの妻
- 第十二話 偶然の出会い
- 第十三話 新種の魔物
- 第十四話 遺族会
- 第十五話 海鮮バーベキュー
- 第十六話 頂けるなら……
- 第四章 王国祭
- 第一話 一角鹿のステーキ
- 第二話 ウィリアムズ伯爵邸
- 第三話 大金貨
- 第四話 神経衰弱
- 第五話 晴れた街道
- 第六話 ヴアラモ孤児院
- 第七話 セント・グランダール大聖堂
- 第八話 クロストバウル枢機卿
- 第九話 忘れていたあのこと
- 第十話 演説
- 第十一話 王国祭
- 第十二話 エバンズ商会の焦り
- 第十三話 和解の条件
- 第十四話 断食の夜
- 第十五話 枢機卿の粋な計らい
- 【NGシーン】【閑話】ボツにしたドラゴン討伐の話(本編と関係ないので読まなくても全く影響ありません)
- 第五章 レイブンクロー大帝国
- 第一話 魔法国アルタミラ
- 第二話 降りかかる災難
- 第三話 好意の行方
- 第四話 魔王ティベリア
- 第五話 大事な人
- 第六話 ロイコック集落へ
- 第七話 怪鳥は腹の中
- 第八話 損して得取れ
- 第九話 ドラゴンの鱗のプレート
- 第十話 行ってきます
- 第十一話 勇者の嘆き
- 第十二話 アルタミラ国民の怒り
- 第十三話 竜殺し
- 第十四話 海軍提督
- 第十五話 軍港フレミントンへ
- 第十六話 婚約の約束
- 第十七話 敗戦の大帝国
- 第六章 魔法国領アルタミール
- 第一話 婚約の証
- 第二話 領主と叙爵
- 第三話 アルタミール領主邸
- 第四話 弱腰の皇帝
- 第五話 ドレスは絶対必要
- 第六話 馬丁と花屋の娘
- 第七話 トレス商会の若旦那
- 第八話 リックの恋
- 第九話 ルークの思惑
- 第十話 皇帝トバイアス・レイブンクロー
- 第十一話 剣を落とす騎士
- 第十二話 侍女は騎士よりも強し
- 第十三話 皇帝来訪
- 第十四話 皇帝帰る
- 第十五話 野次馬と破落戸(ごろつき)
- 第十六話 ベネット生花店
- 第十七話 ヒューズ子爵
- 第十八話 合同商会
- 第七章 招待状
- 第一話 鱗の価値
- 第二話 エビィリン
- 第三話 ジューンブライド
- 第四話 気がかりな事件
- 第五話 ロビンソン伯爵家
- 第六話 鉄拳制裁
- 第七話 刺繍のハンカチ
- 第八話 ターナー男爵邸
- 第九話 ローガンたちの行方
- 第十話 物理無効はヤバいって
- 第十一話 絶体絶命
- 第十二話 決着
- 第十三話 招待客の選別
- 第十四話 傭兵の雇用
- 第十五話 用心棒ゴロウザ一家
- 第十六話 傭兵対用心棒
- 第十七話 迷惑な訪問客
- 第八章 魔法国へ婚前旅行
- 第一話 ヴォルコフ大公の陰謀
- 第二話 家令の特技
- 第三話 ハセミ領
- 第四話 ハセミ領の領主代行
- 第五話 たまご粥
- 第六話 炊き出し
- 第七話 ハセミ三人衆
- 第八話 娼館
- 第九話 フライエスパドン
- 第十話 人魚
- 第十一話 超音速の投擲
- 第十二話 女神の理由
- 第十三話 フードコート
- 第十四話 教育改革
- 第十五話 お土産作戦
- 第十六話 結界魔法
- 第九章 結婚式
- 第一話 初任務
- 第二話 スオンジー村へ
- 第三話 雪土竜
- 第四話 スオンジー村の薪不足
- 第五話 補充要員
- 第六話 ソロフル村からも
- 第七話 パパといっしょ
- 第八話 ロレール亭の女将
- 第九話 アルタミール領の馬橇
- 第十話 王都騒乱
- 第十一話 ロッティの秘密
- 第十二話 新ロレール亭
- 第十三話 サダキチ
- 第十四話 招待客
- 第十五話 式典前のひととき
- 第十六話 婚礼式典
- 【NGシーン】【閑話】第二弾 ボツにしたエピソード(本編と関係ないので読まなくても全く影響ありません)
- 第十章 王国新生
- 第一話 面会要求
- 第二話 皇帝との謁見
- 第三話 本題
- 第四話 新たなゲート
- 第五話 決意
- 第六話 国名と王都名
- 第七話 ソフィアの血筋
- 第八話 ソフーラ城謁見の間 前編
- 第九話 ソフーラ城謁見の間 後編
- 第十話 戴冠式の夜(最終話)
- 本編と関係ないSSですので読まなくても全く影響ありません
- 【番外編】ちょっとエッチな魔王様
おすすめレビュー
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★★★ Excellent!!!
『じゃない方』の異世界奮闘ストーリー はーこ
突然異世界転移をしてしまったユウヤ。与えられた称号がまさかの『勇者の抱き合わせ』──いわゆる勇者のおまけとして召喚されたわけですね。
日本のアニメ好きな勇者はエリヤがとても楽しそうな分、勇者『じゃない方』として国王たちからぞんざいにあつかわれ、城から追い出されるユウヤとの境遇の対比が見事ですね。
初期ステータスが低すぎて馬鹿にされるユウヤですが、歩くだけで大幅ステータスアップ!? ユウヤは過去に妻子を自然災害で亡くしているので、鉱山の崩落事故で両親を亡くしたソフィアを引き取る展開には説得力があり、胸を打たれました。
チートスキルを振りまわしてモンスターを次々になぎ倒すような王道ファンタジーではありませんが、つらい過去をもつユウヤが異世界で人々と関わりながら生きる意味を再確認していく、ヒューマンドラマのようなあたたかさは必見です。
★★★ Excellent!!!
勇者ではない方の物語 だと思う 今の所は タミミ
このレビューは小説のネタバレを含みます。 全文を読む(129文字)
★★★ Excellent!!!
素朴ながらも優しく、心温まる物語 ねこにこみ。