カクヨムコン7恋愛部門大賞者が考える”初心者向け”カクヨムコン案内ガイド

★6 読者に★を入れて欲しいとお願いする時の注意点

　実は「★3　じゃあいつから投稿開始すればいいの？」の最後に、

　『あっ！　よかったらこのエッセイで★★★入れる練習していってください！　ぜひぜひ！（割と真面目にこういう呼びかけ結構大事だったりします。恥ずかしがらずに、規約の範囲内で書きましょう）』

　と書いていたのですが、ちょうど先日、評価のシステムを利用したアンケート利用で通報に発展している案件を見つけて、これは初心者さんに注意喚起しておいた方がいいな、と思ったので追記します。

　ご存じの通り、カクヨムのランキングを上がるために「★（おすすめレビュー）」は欠かせません。そのため私は大体1話くらいで「面白いと思ったらぜひ★を入れていってください！」と読者さんにお願いしているのですが、ここでひとつ気を付けたいことが。

　それは、【やりすぎると規約違反】になります。

　規約違反になるとどうなるか？

　最悪、運営によって作品やアカウントが削除されます。

　カクヨムのガイドライン（https://kakuyomu.jp/legal/guideline）の「おすすめレビューの利用について」の欄にはこう書いてあります。

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　おすすめレビューは、小説を探す読者の助けとなるように会員が作品について他の利用者にオススメをすることが出来る機能です。

　「作者への誹謗中傷」、「小説と関係ない内容」、「誤字脱字の指摘」などの内容や、「小説を読まずに投稿した行為」、「配慮の無いネタバレ行為」、また「カクヨムのサイト内外を問わず、おすすめレビューを強要する行為」と判断した投稿は削除する場合があります。また利用規約に違反する内容や、作者への誹謗中傷などの投稿を行ったと運営が判断した場合は、利用停止やアカウント削除の対応を行う場合があります。不適切な投稿を目撃した場合は通報窓口または各ページの[このページを通報]メニューよりご連絡ください。

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　大事なのはこの、

「カクヨムのサイト内外を問わず、おすすめレビューを強要する行為」

　の部分ですね。

　じゃあこの「レビューを強要する行為」とは具体的に何なのか？

　これはカクヨムでの実例じゃなくて申し訳ないのですが、レビュー（ポイント）強要についてものすごく厳しい「小説家になろう」での例を持ってきます。

【◎小説家になろうでよく見かける（多分）規約違反にならないOKな文章】

・少しでも面白いと思ったら、★の部分でクリック評価してもらえると嬉しいです！

・続きが気になると思ったら★をクリックして応援していただけると嬉しいです！

・作者の背中を押すためにぜひ★をぽちっと！

・もしよければ★から評価してもらえると嬉しいです！

　などなど。小説家になろうのランキング上位を探すとかなりの確率で書かれていると思うので、それを参考に自分なりに作るのがいいかもしれません。

　ポイントは「不特定多数に、“面白いと思ったら”応援してね」と“呼びかける”程度なら許されているのかな？　という印象です。

　今度は逆に、ダメな例です。

【×これは規約違反な文章】

・「読んだら必ず★で評価してください」

　⇒アウトです。レビューの強要にあたります。

・「続きを書いて欲しい！」と思ったら★を入れてください。

・「★が×××個になったら続きを書きます」

　⇒アウトです。これらは「読者に対価をあげる代わりに評価してね」というレビューの強要になります。

・DMや応援コメント、TwitterのDMなどで、特定の個人に「私の作品に★入れていってください！」と頼む

　⇒アウトです。特定の個人に頼むのもアウトです。

・アンケート回答として「★」「★★」「★★★」を押していってください！

　⇒該当の活動報告が運営によって削除されているので、恐らくアウトです。

　ざっと上げられるものだとこんな感じです。

　その上で私が書いていた『よかったらこのエッセイで★★★入れる練習していってください！』は……結構グレーかもしれないな……！？　と思って実は既に削除済みです。ふー危ない危ない。こういうやらかしがあるから、エッセイは避けていたんですよ（ぽんこつゥ……）。

　と見ての通り、「★が欲しいです」と読者さんにお願いするのは、実は結構リスキーでもあります。いつものノリでつい書いちゃったのですが、初心者向けとして安易に書くべきじゃなかったですね、ごめんなさい！　反省します。

　また、これはあくまで小説家になろうの例をそのまま持ってきているだけなので、カクヨムでは上に書いた「多分OK」の例でも、（今後）アウトになる可能性もあります。そういう意味では、「★が欲しいと書かない」のが一番安全ではあります。

　なのでこの辺りをどう扱うのかは本当に人によります。

　なろうの有名な書籍化作家さんでも「必ずお願いする人」「一切お願いしない人」で分かれますし、カクヨムの上位作品ではあまりお願いしている人を見かけない（気がする）ので、作品に力があれば必要ないとも思います。

　あと★のお願いされるのが嫌！　って読者さんも当然いますしね……！

　その人の方針が何であれ、「知らずに規約違反をやらかして削除される」が一番もったいないので、注意喚起と反省を込めて今回はこの記事を書きました。

　皆さんも規約を守って（とても大事）、よきカクヨム（コン）ライフを！