3章39話 授業と食堂3
「ふぅお腹いっぱい!前より食べられなくなったな。前なら後おかず一品くらい頼んでた。でなんか放課後行きたいとこあるんだっけ?」
食後に司と綾が放課後に行きたいところがあると言ってきた。
「行きたいとかと言うか連れて行きたいところかな?雪ちゃん制服と普段着以外お洒落な服あまり無いでしょ?学校にあるショッピングエリアで買い物したいなって。」
「俺はまた明日でもいいんだが部活を紹介したいと思ってな。他のとこにもあるやつからここにしか無い部活もあるから色々見せてやりたい。」
2人の言う通りこの学校はかなり広く買い物だって外に行かなくても出来るし部活も魔防学校ならではの部活もあるのだろう。
「いいよ、じゃあまず買い物からかな。母さんと朱音に付き合って買ったけど綾と買い物行ってみたいしちょっとサイズが合わなくなって来たから。」
「うん!たのしみだね!女の子になったときは戸惑ったけどこんなふうに楽しめるようになったんだから私としては嬉しいかな!」
「お手柔らかにな?」
「俺としてはあまり会えないから部活で会いたい。女になっても親友だし前みたいにバカやって遊びてぇ。」
「司って何部入ってるんだ?まだ決めてないけど他にも入りたかったら兼部してもいいな。」
「戦術戦闘部だな、戦術と戦略を考えて実際にやってみる部活だ。雪頭いいから向いてると思うぞ。」
司は頭の良さを使って戦うタイプだから向いてるだろう。ところでこういう時食いついてくる綾が静かだ。腹でも壊したか?
「綾、どうした?こういう話いの一番に食いついてくるだろ。調子でも悪いのか?」
少し、心配すると司が爆笑しながら訳を話し始める。
「雪、心配するな?綾は魔道具研究会に入ってるんだ。ただ
「わーーー!わーーあーー!なんでも無いよ!私は帰宅部だから部活入ってないよ!」
すごくあからさまに話題を締め切った綾を無視して話を続ける。
「綾の魔力コントロールが荒いなのは知ってるだろ?魔道具はそれの対極、精密な操作が求められる分野だから、やらかしたのさ、綾は。」
今、すごく昔の嫌な思い出が蘇った。
「魔道具にアホみたいな量の魔力注ぎ込んで暴走。そのまま連鎖的に周りの魔道具も暴走してアルマゲドン作り出したんだよ。結局先生たちが結界張りまくって綾の魔力が尽きるまで耐え切ったという。」
「やっぱりか。それでよくまだ所属できてるよな。普通退部だろ?」
「それがこの学校のすごいところでな、あの部活に限らず色々な部活がやらかして時たま凄いことになるんだよ。だからまあ、綾のやらかしとかもちょっとあり得ないことにまだギリギリ許容範囲なんだよなぁ、、、そ 『ドガーーーーン!!』ほらな?」
『薬学研究会がやらかしやがった!アイツらマンドラゴラじゃなくて反転草入れやがった!誰も薬研の前に行くなよ!性転換するぞ!』
「ほら、言った通りだろ?待て、なに行こうとしてんだ。おもし、可愛いんだからそのままでいろって。」
「嫌だ!元に戻りたいの!」
「ああなってもいいのか?ほら見てみろよあれ。」
そこには白衣を着たオネエがいた。
『アイツら肉体強化薬作る途中で反転草と間違えやがったんだ!!みんなムキムキマッチョのオネエにされるぞ!?うわぁ!?来んなぁァァァ!』
「な?」
「、、、、やめとく。」
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