10/8 Sat. 煩悩――北條花楓の場合
今日、地球が滅びるとしたら、最後に何を食べたいですか?
聞けば北條先輩の悩みはその域に達していたらしい。こんなチャンスは二度とないって思ってなかなか踏み切れなかった模様。
そう言われると優柔不断って罵るのも憚られるね。2週間に1回は食べられる弥生さんや長谷部さんも毎回2択か3択で悩むしさ。
そしてそのたびに合理主義者の俺は毎回のように言ってる訳だ。迷うのならすべて作っちゃえばいいってのが俺のスタンスだって。
「わぁ」
北條先輩が目をキラキラさせてる。川辺さんに運ぶのを手伝って貰ったのは10種類の小鉢セットだ。エビ天丼の玉子とじ。ロコモコ丼。ミート丼。オムチャーハン。豚の角煮。それをとんかつにしたもの。台湾ミンチ入りチーズオムレツ。なんちゃってアクアパッツァ。ベーコン入りポテトサラダ。ただのサラダ。
「サラダはわたしが作りました!」
どやぁって川辺さんが胸を張った。はい、よくがんばりました。
元調理部の部長ということもあって、こんなの作った内に入らんだろってツラを源田氏がしてるが、
「写真とっていい!?」
北條先輩の機嫌を損ねるのは明白だから黙ってるって感じだ。
「ミート丼、豚の角煮とポテサラは在庫があるんですぐにおかわりできますけど、他は時間を食うので仲良く分けてください。それでは、ごゆっくり」
せいぜい取り皿に盛ってあげたり盛って貰ったりでイチャイチャするといいわ。
通路に出た途端、川辺さんはくふふって感じで笑って、
「気づくかな?」
「気付かんでしょ。あの人、基本的に女子を舐めてるし」
「ねー、今どき男尊女卑なんて流行らないよねー」
女尊男卑が流行ってるくらいだからね。権利を得るには義務が発生するのに、昨今のフェミは権利の主張ばかりで義務を果たそうとしないからな。
デート代は男性が払って当然って言いながら、今日はありがとうって言葉すら出さないことなんてざらみたいだし。楽しかったかどうかは主観によるものだから別にどうでもいいけど、人間が生きる過程で避けては通れない食事というものを提供されておきながら、礼の1つも言えんのは自分を上に思ってるからに他ならないしな。
まあ、北條先輩は言える子っぽいけどね。源田氏も女子を見る目はあるってことかもな。上条先輩を毛嫌いしてる点からも正しい判断力を持ってると言える。
厨房に戻ったら試食会が行われてた。いや、もうこれガチだな。普通にもぐもぐしてやがるわ。1種類ずつを少量で作るのが面倒だったから雑に作って、お好きにどうぞってしたのがよくなかったのかね。
お昼過ぎで小腹が空いてるのは分かるけどさ。あまり食べたら今日の賄いが入らなくなるのに。さっきメモしてたやつを食べ切れなかったら二度と作らんからな。
「料理研究会ってもっとお遊びみたいなものだと思ってたけど、こうして見るとすごいわね。愛宕ちゃん、高校を出たらどうするか決めてる?」
弥生さんがまたスカウトを始めちゃってるよ。愛宕部長はたじたじだ。
「私としては最優先で引っ張るべきは内炭さんだと思いますがね」
「ほぇ!」
リフィスが真顔でそんなことを言うから内炭さんがあわあわしちゃってる。
「私はみっきーとゆうっきーが欲しいなぁ」
ヅッキーはただ従順な部下が欲しいだけだろね。名指しを受けた2人は満更でもない感じを見せてるけど。
まあ、リフィマ勢が挙って褒め称えるのも分かる。だって10種類の小鉢のうち、俺が手掛けたのは半分以下。4種類だからな。
さすがにね。あんなバラバラの種類のものを1人で回すのは現実的じゃない。午前中から用意しといた豚の角煮はともかく、他を作り終えた頃には半分くらいが冷めちゃってるわ。
そんなこんなで30分くらいが過ぎた頃にふと気付いた。剥がし役のヒハクがホールにいない。油野が代役になってる。
うん。察しは付いたよ。付いたから確認をしにいってみた。
「お嬢さん、これでいいのかな?」
「ヒハクさまぁ」
休憩室に入ったらヒハクが北條先輩に隅っこの方で壁ドンしてた。俺、未だに壁ドンの良さが分からんのだよな。爆弾を蹴り飛ばす方なら効果的って分かるけど。
それにしても、源田氏の目が死んでるな。死後2日目の魚みたいな瞳だ。好きな女子が嫌いな女子に対して目をとろんとさせてるからね。受け入れがたい現実だよね。
「おや、碓氷じゃないか。来たついでに写真を撮ってくれないか?」
不敵な笑みを浮かべてやがるな。こいつ、源田氏を全力で煽り倒す気かよ。
まあ撮るけどね。パシャっと。
「後で送ってあげるといい」
そう言うヒハクは北條先輩の腰に手を回し、ぐっと自分に引き寄せた。
容易く流される北條先輩。その場面に歯噛みする源田氏。なにこの特殊なプレイ。
「花楓、可愛いよ」
得意のあごクイ。そしてヒハクはその端正な顔を近付けていく。
俺は被害者としての経験しかなかったからヒハクのキスシーン(仮)を見るのは初めてだが、これ、思いのほかどきどきするね。腐女子どもがきゃーきゃー騒いでたのも分かるし、優姫がスンとなったり川辺さんがあわあわしたりするのも納得いく。
ヒハクの妖艶な瞳に見定められ、北條先輩はまるで魅了の魔術に掛かったかのように身体を弛緩させた。元より腰を抱かれ、あごを掴まれ、物理的に逃げられない状況だ。その上であの瞳に見つめられては精神的にも逃げられまい。
源田氏は今にも台パンしかねないような顔をしてるが、相手はあの上条先輩だ。ここで感情な行動に身を任せたらどう転ぶか分からない。最低でも、恋心を丸裸にされるくらいの覚悟は必要となる。
はてさて、どうなることやら。俺は高みの見物に興じる。と言っても、どうせ寸止めするに決まってるけどね。
俺の時でも「本当にキスをしたら怒る?」って確認は取ってたしな。合意を取らなきゃ強制わいせつ罪ですし。
けど実際は寸止めにもならなかった。
「ヒハクさま。だめです」
表情だけなら完全にOKに見えるけどね。てかよく見たら北條先輩もヒハクの背中に手を回してるじゃん。嫌よ嫌よも好きのうちって感じに見えてしょうがない。
「なぜだい? オレらの邪魔をできるやつなんてどこにもいないよ?」
これは強烈な煽りだ。俺らを空気と言いたいのか、それとも源田氏を臆病者と罵りたいのか。とにかく源田氏が握った拳をわなわなと震わせておりますよ。
「それともオレでは不足かな?」
不足ではないけど不服ではあるってのが正直な感想です。
「そんなことはありませんけど」
北條先輩が瞳を潤ませて、静かに告げる。
「私、好きな人がいるんです」
「……」
「……」
「……」
やっべ。これ、やべえやつだ。
上条先輩、やっちまったな。
源田氏に軽い嫌がらせをする程度のつもりだったはずなのに、ハートをブレイクさせちゃったよ。
ほら、ご覧なさいな。あの生ける屍を。目がどこを見てるのか分からないよ。
まいたけ先輩の時もそうだったけど、想定外すぎることが起きると上条先輩ってフリーズするんだよな。CPU使用率100%みたいになっちゃうんだよな。
「花楓」
おっ、動いた。
「はい」
「そんなことは関係ない」
まじかよ。ゴリ押しでいくっぽいよ。
「オレの心がきみを求めている。きみの心もオレを求めている。そうだろ?」
なに言ってんだ、こいつ。
「それは……そうなんですが……」
おっと。こっちの人もどうかしてるよ。
「ならば何も問題はない」
「……でも、私、初めてで」
どうしよう。なんか居づらいんですけど。まあ、俺らは空気の扱いだし、出てけって言われないから残っててもいいとは思うけど。
「大丈夫さ。知っての通り、オレは生物学的に言えば女性だ。そしてよく言うじゃないか。女子同士のキスはカウントされないって」
どういう理屈なんだろね。1回は1回だろって論理の使徒は思います。
「そうですね。男の子同士でもカウントされませんから」
その理屈は通したいと思います。考えたくはないけど事故もあるので。
「だから問題ないね?」
再びヒハクの顔が北條先輩に寄っていく。
「……そう、ですね」
え。
「は?」
これには空気1号もびっくり。空気2号は声を出すくらいびっくりしてる。
押しに弱い女子ってのは一定数いるって聞くけど、これは弱すぎだろ。イケメンの魔力は対象の守備力をダウンさせる効果でもあるのかねぇ。
これは想定内のことなのか、ヒハクは動じなかった。さらに顔を近付ける。
おっと。北條先輩、目を閉じちゃいましたよ。えぇ。えぇ?
思わず源田氏に視線を送ってしまった。あっちは2人の行く末を凝視してるね。
いやいや、これは固唾を呑んで見守ってちゃいけないやつだろ。
だって上条先輩はやるって言ったらやる人だ。
そして北條先輩は許可を出した。合意をしてしまったんだ。
間違いない。俺の知る上条飛白はここで止まらない。
論理的な証明をするためなら平気で後輩の男子に胸を触らせるような人だしな。
何より、ヒハクは北條先輩しか見ていない。
ストップを入れて欲しいなら俺を見るはずだし、源田氏を煽りたい、応援したいって動機ならそっちを見るはずだ。
なのにそれらがない。
論理的に言えば、これは本気だ。
となると、さっき以上に俺らみたいな外野がどうこう言うもんじゃない。
ふむ。正直、これって俺は困らないんだよな。
源田氏も困る権利はない。だって告白した訳じゃないし? 止めようとしないし?
それで後になって「あれは嫌だった!」って言ってもね。そりゃあ卑怯ってやつだよ。どんな天才的な才能を発揮して止めない理由を考えたのかは知らんけどさ。
よし、ここは見送ることにしよう。
少なくとも、止めるとしたらそれは源田氏がするべきだ。って、あれ?
「ストップ」
案の定、もう止まらんだろって思った行為はピタっと停止した。
「何かな?」
こっちを見ずにヒハクが尋ねてくる。
「その辺にしてください」
履き違えてたわ。これ、源田氏に対する煽りじゃない。対象は俺だ。
「なぜだい?」
「俺、上条先輩のことを愛してるって設定があったなって思い出して」
そうなんだよ。立会演説の時に上条先輩が言ってたじゃないか。
俺が暴走したのは上条先輩への愛ゆえにって。
これはあれだな。源田氏に対する嫌がらせ+俺に対する挽回のチャンス。
「設定とは悲しいことを言ってくれるね」
「その設定がなきゃ止めてないですよ」
「私としてはどっちでもよかったんだけどね」
まじか。
キョトンとしてる北條先輩のあごからヒハクは手を離した。腰に回した手はそのままだね。最後の最後まで煽るなぁ。
「どういうことだ?」
源田氏はポカンとしてる。そりゃあそうでしょうとも。
「碓氷は別に上条飛白を好きじゃないってことを知らしめるためのイベントでした」
首を捻られたわ。
「超遠回しに誤解を解こうとしたってことです」
「意味が分からん」
「あの時に俺が怒ったのは恋慕によるものじゃなく、普通に怒ったんだよって言う機会をくれたってことですね」
「……何のためにだ」
「おそらくですけど」
ヒハクを見る。うん、あれはまだ許していない目だ。
「普段の俺を知る人からすると、立会演説のアレって異常なんですよ」
「あぁ、それは分かる。今日の1日だけでもそれはよく理解できた」
「なのに上条先輩が立会演説であんなことを言ったから、あれはあくまで好きな人のために暴走したって感じになっちゃってたじゃないですか」
「まあ、そうだな」
どうしよう。こいつ、分かってねえな。
「ここから先は引き受けようか。少年も言いづらいだろう」
ヒハクは冷徹極まりない瞳を源田氏に向けた。
「この面倒見がよく、礼儀も弁え、常識もある年下の少年を、きみはあれほどまでに激高させたんだと。私は知らしめたかったんだ」
源田氏が息を呑んだ。
「そしてそのことにいつまで経っても気付かないきみに私はイライラしていたのさ」
「……なる、ほど」
「私もあの時の少年がなぜあんなことをしたのかという明確な要素は分からない。おおよそいじめに対して言及しなかったことを怒っていたのだとは思うけど、私に対する態度にも思うことがあったのかもしれない」
なくはないね。
「なんにせよ。きみはあの件をなあなあにして、少年に謝っていないだろう?」
謝る必要のないくらい陥れたから俺としてはもうどうでもいいけどね。
「あの……」
ふと北條先輩が小さく手を挙げた。
「どうしたのかな? マドモアゼル」
「ヒハクさまって生徒会長の上条飛白ちゃんなの?」
「いかにも。飛白は飛ぶ白と書くからね。音読みでヒハクさ」
「あー」
それだけだった。北條先輩は本当に何を考えてるのか分からんな。
「私とてこの場で謝罪せよと命じるほど高慢ではない。人気のないところで清算するといいさ。したくなければしなくてもいいけどね」
「じゃあその件はまた後日ってことで」
好きな人の前で頭を下げさせるのは気が引ける。てかやっぱアレってお互い様だと思うんだよな。やり口で言えば俺の方が悪い訳だしさ。
「だからヒハクは剥がしに戻ってくれ。油野でも大丈夫だとは思うけど、ヒハク目当てのお客さんもいる訳だからさ」
「ふむ。ではそうしようか。北條先輩、また今度。次は学校で」
「あ、うん。また今度!」
そうしてヒハクは去っていったが、この空気、どうしてくれよう。
「碓氷」
源田氏が先に動いちゃったね。
「はい」
「選挙戦の件だが」
「それは後日ということで」
「いや、しかし」
「俺も仕事があるのでずっとここにいる訳にもいかないんですよ」
尤もな理由をでっちあげてみた。
「そうか」
落ち込んじゃってるね。まあ、足しになるかは分からんけど、
「とりあえずはせっかくパティスリーに来たんですから、ケーキも食べていってくださいな。そこにメニューがありますので」
「……分かった。少し顔を洗ってくる」
この短時間で心を揺さぶられすぎたな。源田氏、ふらふらしながら出ていったわ。
「えっと」
北條先輩は席につく気配を見せずに、
「碓氷くんと飛白ちゃんって結局は何をしたかったの?」
「俺は別に。上条先輩はたぶんやられた分をやり返しただけですけど」
「やられた分って立会演説で言ってた、女性蔑視とかのこと?」
「まあ、そうですね」
あんま源田氏のことを悪く言いたくないんだけどな。
「源田くん、たぶん飛白ちゃんに嫉妬してたんじゃないかなぁ」
「ん? 嫉妬?」
「能力的な意味でね。ほら、飛白ちゃんが放送演説からの流れでいじめを1つ解決しちゃったって聞いたとき、周りから色々と言われちゃってね。ちょっとショックを受けてたみたいだったし」
そうなのか。
「昔みたいに相談してくれたらよかったのに」
ふむ。それは源田氏が北條先輩に惚れたイベントを指してるのかな。褒め上手って言ってたし、褒めて伸ばすってやつをしてやったのかもしれない。
「私って頼りないかな?」
その判定ができるほど付き合いがまだないんですけど。
「源田先輩は北條先輩のことを褒めてましたけどね」
「っ! そうなの!?」
「さっきコックコートに着替えてる時にそんなようなことを言ってました」
「そうなんだ」
北條先輩は両目を上に向けて、すぐ下に向けて、俺の右手を見て、両手で握ってきた。なんでやねん。
「あのね。碓氷くんに相談したいことがあるんだけど」
だからなんでやねん。
「相談事なら碓氷くんが適任だと思いまーすって美月ちゃんも言ってたし」
あぁ、言ってた。言ってたわ。川辺さんのせいかよ、これ。
「長くなりそうなら後日にして欲しいんですけど」
この状況を源田氏に見られたら俺が恨まれそうじゃんな。
「えっと、じゃあ手短に言うね?」
いま言うのかよ。
「ほら、私って源田くんのことが好きでしょ?」
は?
え。は?
「碓氷くんも分かってたからデートをセッティングしてくれたんだよね?」
そんな訳あるか。って、そうか。だから今日は学校と同じで清楚っぽい服装をしてるのか。
「待ち合わせして。一緒に電車に乗って。他愛ない話をして。2人でごはんを分け合って。お陰で一生ものの思い出ができたよ」
それはたぶん源田氏も同じだけど。
「さっきの飛白ちゃんも実は源田くんにハラハラさせるための演出だったりする?」
ムカムカさせるための演出だと思います。
「上条先輩の頭の中はよく分からんので、肯定も否定もできませんね」
「そっか。でもこれってチャンスだよね?」
チャンスとな?
「弱ってるとこに優しくしたらグッとくるって言うじゃない?」
そっすね。それは源田氏も作戦に組み込んでましたね。
「わざわざそんなことしなくても、北條先輩なら源田先輩を落とすのなんて簡単だと思いますが」
てかもう落ちてるしさ。
「えー? そんなこと言うと調子に乗っちゃうよ?」
勝手に乗ってくれ。今の俺はそんなのどうでもいいくらいにへこんでるんだ。
だってさ。
『いいですか? 客観的に考えてみてください。北條先輩視点での話ですが、俺と源田先輩、どっちの方が好感度が高いと思います?』
とかさ。めっちゃ上から目線で言ってたんだぜ。
その上で、俺の方が気に入られてるから俺を褒めろって言ってたんだぜ。
控えめに言って、もう帰りたい。
なんだこれ。最初から好感度MAXだったんじゃん。両片思いじゃん。
「碓氷くんって頼りになるよね。飛白ちゃんと美月ちゃんもすっごく褒めてたし」
源田氏への助言の方法が致命的に間違ってましたけどね。
「これからも恋愛の相談に乗ってくれる?」
おいおい。これ、下手な恋愛相談より面倒なやつなんじゃないのか。
けど、俺はこう言うしかない。だって面倒見のいいやつって言われたから。
「……俺でよければ」
どう見ても北條ラブな源田氏の気持ちに気付かない鈍感ちゃん。
何かと行動しない理由をでっちあげる元生徒会長。
これ。どっちに告白を促す方がいいんだろ。
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