〜あらすじより抜粋〜

少年の名は、ヒュバート・エリアイド。魔術医高等院を最年少で主席卒業した彼は、平民ながら、王宮魔導医に抜擢された。

しかしある事件を機に、死罪は免れるが、資格を剥奪され、さらに追放処分を受けてしまう。

さらに三年が経った頃。ある噂が流れ、それは王宮にいる王女たちの耳にも入ることになる。

青年はとある貧困街で少女に懇願される。母親の病を治して欲しい、と。

追放魔導医の逆襲劇が始まる！


まだまだ物語は途中で、更新はストップされているということでしたが、引き続き物語が展開されることを期待して、レビューさせていただきました。

主人公の青年が敬語なのがツボです。
魔導医という、特殊な職業も見どころですね。

ファンタジー好きには絶対オススメの作品です！

これが水無月氷泉の世界だ――。

本作は作者様の魅力を知るうえで「入門編」的な位置づけになる作品かもしれません。
文体はよりソフトに柔らかくそれでいてしっかりと作者様らしさが濃密に現れています。

重厚なファンタジー、オリジナリティあふれる設定、作り込まれた世界観

まずは何よりこの独特の世界観である。作り込まれた世界観において、魔導医や魔の物という存在がまた異彩を放っている。
なぜ彼は追放されたのか。
なぜそこで人を助けているのか。
大きな謎と、読み進めるほどに生まれる別の謎によって、読み進める手が止まらなくなる作品です。
残酷で暗い部分もあるが、癒しもある。兎陽慧たちがとても可愛い。いや彼らも魔の物であるのだが、癒しなのである。
追放魔導医は何と対峙していくことになるのか。
そして謎が開示された時に何が分かるのか。
ぜひご一読ください。

ヒュバートは王宮魔導医であったが、とある理由で追放処分を受ける。
それから三年後、貧民街で魔病の治療をしている者がいた。
偽名を使い、患者からお金を貰わない男。
行方知らずになっていたヒュバートだった。


簡単にあらすじを書きましたが、あらすじだけでも気になる物語です。
魔導医という職業がカッコイイです！
文章が丁寧なので、世界観が分かりやすい。
数々の謎に満ちています。
他の方も仰っていますが、謎が気になって仕方ありません。
こちらの物語の行方を読みたいです。


この作品の魅力は丁寧な文章によって創られる独特な世界観ですね。
王宮の陰謀や謎の組織の存在、王女たちとの関係。
気になる要素が沢山あり、読者の想像を膨らませます。
そして、読み始めると止まりません。
私がそうでした。

とても魅力的な作品です。
是非読んでみてください！！

重厚華麗な文章と独特の世界観が、さすがです。将来を嘱望されながら追放された王宮魔導医の物語。わたしは異世界ファンタジーというよりも、ゴシック・ホラーだと感じました。「アッシャー家の崩壊」や「オペラ座の怪人」の系譜に連なるような。残酷で、退廃的で、でも詩的に美しい。ありそうでなかなかない唯一無二の作品です。
 
物語はまだ序盤。なぜ主人公は追放を受け入れたのか。なぜ貧民街に潜んだのか。人に寄生する… 続きを読む

じっくり腰を据えて読みたい作品です。これからどのように伏線を回収していくのか？本当に楽しみです

このレビューは小説のネタバレを含みます。 全文を読む（148文字）

まだまだ謎だらけで、追放の理由さえも分からないですがグイグイ引き込まれて行きます。
苦街に潜み魔のものを従えたプロネルは一介の医師と言うよりは勇者の様な存在感が有る。

王宮内での陰謀、不穏な謎の陰謀集団。
一筋縄では行きそうにない悪人どもと、ただの天才医師では終わりそうもない主人公！
もう読み続ける以外ないじゃないか！！


…そして私が一番知りたいのは、メインヒロインは誰だ！

序盤なのに幾つもの謎が散りばめられ、物語が展開してゆきます。この世界では、魔のものにすら存在意義があり、何かの意味があるのでしょう。これから何が起こるのか？どうやって、その謎が解き明かされるのか？これから、主人公だけでなく全ての登場人物が待ち受ける展開が楽しみな作品です。

将来を有望視されていた王宮魔導医ヒュバートは、とある事件を機に地位の剥奪と追放の憂き目に遭い、名を変えて貧困街でひっそりと魔病の治療にあたっていく…というお話です。

巻き込まれた事件自体に何らかの陰謀が見え隠れしており、魔病の特性からしてヒュバートと因縁のようなものを感じさせます。
読み進めていく度に考察の余地を与えてくれる為、ミステリー好きな方にもオススメです。

情景描写が丁寧で、１エピソ… 続きを読む