少年は鳥でもカメでもない、見たことのない卵を拾った。自然生物同好会のおじいさんやおばあさんたちの力を借りて、正体不明の卵を孵してみることにしたが――人との交流が希薄になったといわれていていますが、こちらの物語は少年が大人たちと一緒に卵を世話していく様子がていねいに描かれています。ほのぼのとした物語なので読後感がとてもよかったです。