日常を忘れて、優しい物語に癒やされたい
- ★★★ Excellent!!!
読み終えた後、温かなスープを飲んだ時のような、ほのぼのとした幸福感に包まれました!
舞台は、どこか懐かしい古代ヨーロッパを思わせる異世界。王様と庶民が同じ空気を吸い、すぐそばで笑い合っているような距離感が、まるで「昔々あるところに……」と始まる大好きな童話や民話の世界に迷い込んだようで、とっても素敵なんです。
主人公のトーコちゃんと、お相手のオズワルド。二人の間に流れる「しみじみとした空気感」が本当に愛おしくて、見守っているだけで心がポカポカしてきます。
また、文章がとっても軽やかで格調高く、まるで名作文学を読んでいるような心地よいリズムに驚きました!
周囲を彩るたくさんの登場人物たちも、物語に深みを与える不思議なスパイスのよう。まずは愛すべき二人の歩みを追いかけるだけで、物語の魔法にグイグイ引き込まれて、あっという間に一気読みしちゃいました。
「日常を忘れて、優しい物語に癒やされたい」
そんな時にそっと開きたくなる、宝物のような一冊です!