灼芒(歌詞)
怖い夢を見たんだ
朽木に泣き縋っている人を見ていた
五時半色の空だ ああ
二度寝は難しいな
子供だった僕は
大人になりたくて仕方がなかった
じゃあ今はどうだよ なあ
環状線を待つだけ
いつか花になって 混ぜ散らばって
枯れて縮んで ドロドロになって
もうなにもかも全部消えちゃうみたいに
ここは叫べないや 声も出ないや
今日生きられたなら それでいっか
手を翳しているんだ
直視できないほど灼けた空は
透ける橙の中
君が笑う
夕焼けの丘
目を開く灯り
誰かの音に 凪ぐ小さな雨
どこかの晴れに 燃ゆ朧月
悲しき帳 照らせ
いつか花になって 混ぜ散らばって
藻掻いた今日も残らないのなら
もうなにもかも全部全部
全部全部灼き尽くして
朝日は業火 私を透過して
寝ぼけた街を朱く貫け 灼芒
曇天 ハナブサ チフミ @chifumi_hanabusa
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