【倉知兄妹編 後日談】妹と俺は相性抜群
大学進学と同時に1人暮らしを始めた俺の元に、妹の舞が引っ越してきた。
俺と舞は別の大学だが、高校生の時より一緒にいる時間は長くなった。
その影響で、俺と舞は時間があれば体を重ねている。
実家にいる時は、両親の目があったからな。同棲の今なら、問題ない。
同棲をして初めて本番に入ったが、俺と舞の相性は抜群だった。
さすが兄妹。舞以上に俺を気持ちよくできる女は存在しないだろう。
俺が大学3年・舞が2年の時に両親に呼ばれたので、夏休み中に帰省した。
何事かと思ったが、俺達の大学卒業後の同棲について訊いてきた。
俺は「変わらず同棲する」と答えた。舞も同調する。
両親は微妙な表情をした。何が問題なんだ?
おそらくだが、結婚のことだと思う。
いつまでも兄妹で暮らしていたら、機会を失うよな。
さすがに両親に「舞と体を重ねているから結婚しない」とは言えない。
俺は「最近は、結婚しない同世代は多い」で通した。
それは国かどこかのデータで証明されている。嘘ではない。
父は「そうか。…たまには顔を見せに来い」と言ってくれた。母も頷く。
この様子なら「いい歳だから結婚しろ」と催促してくることはないだろう。
孫の顔を見せてあげられないが、その分、介護に金と手間をかけよう。
俺の家に戻ってきた俺達兄妹。
「大学卒業後の同棲について訊かれるなんて驚いたよ。禁止されるかと思った」
舞は安堵している。
「俺もだよ。もしそう言われても、何が何でも反対したがな」
今の俺から舞を引き離すことは絶対に許さない。たとえ両親でもな。
「兄さん。ありがとう♡」
舞が抱き着いてくる。この生活になってからは、当たり前の行為になっている。
実家を往復する移動時間のせいで、今日は舞とやっていない。今からするか。
俺は舞をベッドに押し倒した。
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