御作、拝読させていただきました。
御作は、怪異事件を題材とした現代陰陽師ものであると理解しております。
異能を持たない一般の警察官の視点で物語が進められていることで、一般の人々が生きている世界と異能を持つ者たちが生きている世界の差異が際立って演出されております。
この手法を上手くお使いになられていることで、この先どのような謎が明かされるのだろうかという期待感を抱きながら読み進めることが出来ました。
また、作中における「祟り」の設定は面白い解釈であると感じます。
霊的な存在の仕業とするのではなく、人々の思念が祟りを形成するという部分に、少し御作のダークな部分を感じさせられますし、そこが御作の魅力の一つであると思います。
まだまだ木下憂という人物の謎が明かされてないなど、物語は先へと続いているようですので、これからも拝読させていただきます。
今後とも、筆者様のますますのご活躍をお祈り申し上げます。
作者からの返信
コメントありがとうございます!また、三笠様主催の企画に参加させていただきましたこと、この場を借りてお礼申し上げます。
拙作は「人の心にある影」をテーマに執筆しており、仰る通りダークな面があります。うまく描けているか不安でもあったのですが、お褒めいただき自信が持てました。
またお暇な時にでも読んでいただけると幸いです☺️
事件が明らかになり、それぞれの結末を迎えました。余白を残して読者に考えさせる形で終わったのが読者としては気になるものの、とても良かったです。
御子柴さん異動なんですね…!今後の展開も楽しみです!