面白い。短編だから読みやすいし、それぞれ独立したお話だからどこからでも読めます。中断しても…いや多分、中断なんてする間なくするすると読み終えれますよ。
人と人外が出会うと、不穏な展開になることも多い中、ほのぼのと…、失恋話もありますね、ほのぼのに含めてよいのかしら。
ほのぼのと失恋、ほのぼのと告白、ほのぼのと駆け落ち？ほのぼのと勘違い、ほのぼのとエール？ほのぼのと……、、、
ほのぼのと言い難い内容もありますね、そう言えば。怖いお話ダメな方は各話タイトルをご覧ください。作者さんの配慮だと思ってます。

怪異や神々の類が科学の力で解明されて隣人となった世界のお話し。
全て独立した短編で、どれから取っても読むことができます。そして、どれを取っ手も面白い。

個人的おススメは『雪女と悪乗りする幼馴染』。
子供の頃に一目ぼれした雪女は実は……というお話し。
そりゃあ雪女にもいろんな種類がいますよね、と。
無限かき氷、楽しそう(笑)

『人魚と寂れた町の漁師』も、人魚が身近にいるリアリティと最後の薄暗さにゾクゾクしました。ちょっと怖いけど、好き。

上記以外にも妖や神々の特性に寄り添った秀逸な文章に溢れています。
きっとあなたが好きなお話が見つかるはず。

おススメの一作です。ぜひご一読ください！

個人的に、かなりツボにハマりました。
雪女や鬼など昔話で恐れられた人外の存在が、人権を持った「お隣さん」として人間社会で普通に暮らしいたりもする世界。

1話完結型で読みやすく、お隣さんとなった人外たちとの悲喜こもごもを楽しむことができます。

人外好きかつ「現実とは少しだけ違った世界」という舞台設定が好きな方にオススメです。

　人外の存在が身近になった世の中で、そんな『隣人』たちと過ごす日常を描いた物語。

　ほっこり青春復讐恋愛エトセトラ！　『隣人』の数だけ（非）日常がある！
　不思議な存在達ではあるけれど、人間味を感じさせるところが面白い。


　私は二話目と五話目が好みでした。
　皆さんも読んでみて、好きなお話を探してみては？