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    作品にアドバイス~の企画から来ました。

    やるせないお話ですね。暖かい恋から始まって、結末は悲しみでしかない。キレイな現実を見られなくなっても、強く生きてほしいと感じました。

    さて、企画の趣旨通りにアドバイスをしていこうと思います。ただ、私は作者さんの頭の中にある理想像を共有していない一読者でしかありません。なので、アドバイスに対してご不快な思いをすることもあると思います。そのことをご理解の上、アドバイスを読んでください。また、このアドバイスを作品に反映させる必要はありません。あくまでも作品は作者さんのものです。

    この作品はもっと文字数を増やして書けばいいのかなと思いました。これは私自身が短編を書いたことがないからかもしれませんが、テーマが凄く魅力的なので私ならもっと丁寧に心情表現を書きたいと感じました。

    短編という形にこだわるのなら、テーマが大きすぎたのかもしれません。最初の絵描きと画商の恋愛だけで終わるくらいで良かったのかなと。

    ただ、私個人としては最後のやるせない展開がこの作品の魅力なのかなとも思うので連作短編や長編で書いてほしかったなと思います。

    例えば、この作品に出てくる印象的な絵画を各キャラが見て、自分の想いを語っていく形なんて素敵だと思います。

    もしかしたら、画商の女性はプロポーズの絵をしてミリかもしれません。

    もしかしたら、絵描きの男性は自分の自信作として、

    もしかしたら、妻となった女性は息子の理想として見ていたのかもしれません。

    もしかしたら、夫となった男性は恋をしたあの日の象徴として。

    もしかしたら、娘は焼けた家から見つかった絵にキレイであった現実の残滓を感じるのかもしれません。

    同じ物語ですが、こんな魅せ方をしてみても綺麗だと思います。

    ついつい、作品のテーマに惹かれて書き連ねてしまってすいません。思ったよりも長文になってしまいました。

    まあ、習作ということですから作者さんは自分の力量に自信がないのかもしれません。でも、私はこの作品を読んで駄文を書き連ねてしまう程度には感じ入ってしまいました。それほどの力量があることも自覚してほしいですね。

    短編には短編の良さがあることは分かっています。でも、この物語はもっと大きく展開していける魅力的な設定が詰まっていると感じました。だから、この作品はもっと長く展開すればいいのかなと思います。

    また、短編に拘るのならテーマを絞るべきなのかなと。

    最後に細かいですが、改行を積極的に入れると読みやすくなるので試してみてください。

    それでは、長くなりましたが魅力的な作品をありがとうございます。できれば、私の作品にも有用なアドバイスをいただければ幸いです。