第288話 えびえびしすたーず「予知夢で家族が増えたら」

「お姉ちゃん。お姉ちゃんは妹か姉か……。どちらかが増えるとしたら……、どちらだと思う?」

「我が妹よ。……リアリティある質問は、答えに困るわ!」

「それならお姉ちゃん。もし、家族が増えるとしたら人工知能とか異世界の住人とかの可能性は高いと思う?」

「我が妹よ。もし人工知能や異世界の住人が家族として増えるのなら、お姉ちゃんは生活費をお父さんとお母さんにしっかり請求するぞ!」

「お姉ちゃん。お姉ちゃんは、生徒会長の資産運用をまねして、そこそこお金持ちじゃない?」

「あの両親を見ていたら、経済的自立に目覚めるわ!」

「……お姉ちゃん。……お姉ちゃんの言う通りだよ!!」

「我が妹よ。お父さんとお母さんを当てにせず、姉妹二人仲良く生きていこう!」

「お姉ちゃん!!」

「……それで我が妹よ。いったい何を聞きたかったの?」

「お父さんとお母さんが、異世界に召喚されて、異世界の人工知能と養子縁組をする夢を見たのよ」

「……その可能性は、考えていなかった!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る