Stargazer　～星喰いと呼ばれた少年と死を奏でる少女～

星に呼ばれる少年、ユウ。

その悲鳴が聞こえた時、ユウはレラと共に現れる。


ユウが呼ばれた星ですることは、その星から溢れた力を集めることと、力を星に捧げること。


ユウはその為の手段を選ばない。

遠い遠い昔に手にしてしまった力と、過去に訪れた星から借り受けた力を使って。


物も。
自然も。
魔物も。
人間も。
命も。


「僕は、君たちを助けに来たんじゃない」と。

レラは、ユウを殺す為に傍にいる。
ただ、その為だけに寄り添う。

そうして、ユウとレラは星を巡る。


●


突如消え失せる星々。
それらは星喰いの仕業と記憶され、記録される。
その星で起きた真実を知るのはユウとレラのみ。


忌まわしき存在と恐れられても。
理解などされなくても。
その星の誰もが覚えてなくても。


二人はまた星に呼ばれ、駆け巡る。