第84話 女神アダマスの暴走

「………日本の」


「………女神」


「しかも………」


「あいつに、カイトに…惚れた?」


あんな自己中唐変木朴念仁鈍感メンヘラハーレム男が?

と4人は思う、それを察したのかメグミ(アマス)は冷や汗をかきながらコクリと頷く


「はい、嘘と思うかもしれませんが、これは紛れもない事実です。」


「なんで、あんなクソッタレが女神の意中に?」


エイトの言葉はごもっともだ

カイトは前世の幼稚園の頃からエイトとミュウの邪魔ばかりをした男である

惚れる理由がわからない


「イケメンだからですよ。」


「は?」


「ミュウ様、相手は神様です、言葉に気をつけてください。」


しかしミュウの気持ちもわかる

イケメンだからって、小学生の頃に妄想する

白馬の王子様的な感じの発言だからだ


「いえ、気にしていません、貴女がそう言うのは仕方ありません、しかし現にこうして私は女神の座を奪われて、ここに来ています。」


「その…なんで女神の座を奪われたんですか?あたいには にほん と言うのはよくわからないけど、別の所で女神をしていたんだよな?…その…あたます?」


「アダマスです、それは簡単です、カイトが死に転生先がここ、オラクルだったんです」


「つまり、カイトが死んで、生まれ変わった場所について来た…と言うことか?」


「…まぁ簡単に言えば、そうですね。」


そして、と彼女は付け加えて

話を続ける


「そして約20年前、彼女がやって来ました。」


「私も抵抗しましたが、女神としての実力は格上で………」


「負けてしまった…と?」


そう言うとメグミ(アマス)はコクリと頷く

しかしシルフィは疑問を覚える


「少し待ってください、私達は今16歳です、20年前となるとまだ私達は日本にいるはずです。」


そう、20年前に来たとなれば

エイト達は最低でも20歳でなければならない、16歳だと4年早い


「ラノベと違って転生には色々時間がかかるのです。」


「…そうなんですか?」


「はい、地球だけでも1日約160万人が死ぬんです、その人達を裁くとなると途方もない程の時間がかかるのです。」


さらに他世界(別の星)も合わせるとその数は尋常じゃないだろう

異世界転生小説の様に、すぐに転生出来るわけではないのだろう


「らのべ?」


「アリアンには後で俺達が説明するよ、先ずは話を進めていいか?」


「あ…ああ、わかった。」


そう言って、エイト達はメグミ(アマス)に視線を向ける


「聞きたい事が多いのだけど、よろしいかしら?」


「はい、出来る限りお答えします。」


「ありがとうございます、ではまず一つ。」


「アダマスはカイトがイケメンだから惚れた、と言いますがそれと今回の件の関係性は?」


「今回女神アダマスはカイトを主人公としたハーレム物語を作るためにこの様な事をしました。」


——————————————————————

多分2話くらい説明になります

まとめるのが結構難しいです(~_~;)

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