第6話 カクヨムコン前に

 どうも! ご無沙汰しております!


 皆さま、カクヨムコンでお忙しいでしょうか?


 お蔭さまで、このエッセイも1000PVとなり、多くの方々に読んでいただけただけでなく、様々な形で励ましていただき「書いた甲斐」が、いや金を払って恥を「掻いた甲斐」があったなと思っております。


 そして、ここを読んでいらっしゃる方々の多くが、今まさに、カクヨムコンで上位を狙っている事かと思います。


 皆さんの奮闘に、素直にエールを送ります! 


 さて、くだんの「金を払って添削サービスを受けたものの、小説現代長編新人賞を見事、一次通過ならずの作品」ですが、供養の為にカクヨムに、構成をカクヨム読者向けに変えつつ、こっそりとアップしてまいりました。


 そのご報告が遅れました。


 まあ、ライトノベルではない上に、転生モノでも、転移モノでもないし、「西洋史」という、日本の文学シーンでもあまりウケの良くない題材を選んでいるので、カクヨム読者さんには、まるっきり刺さらないだろうなと思っていましたが……。


 いやいや意外とヒキがあって、ごく一部のマニアックな方々からも、好評いただけていたので「これは、応援してくださった皆さまにご報告しても、恥ずかしくないのかもしれない」と思い、ご報告いたします。


『古文書屋文玲堂日記 ~スペインと薩摩隼人編~』

https://kakuyomu.jp/works/16817330649344730701


 12月に入ってカクヨムコンのタイミングでご報告すると、壮大な「釣り感」が出てしまうため、このタイミングでのご報告としました。


 もしも「どんな作品に金を払ったのか」興味を持たれる方がいらっしゃったら、覗いてみてください。


 また、是非、ご感想、お聞かせください。


 もう歴史小説はしないつもりではいますが……西洋史には、面白い戦記ものがいっぱいあって、マニアックなカクヨム読者の皆様にいつか紹介したい、戦記や人物もあります。


 それこそトロイアの「パトロクロス」に始まり、100年戦争の戦術的天才「鎧を着た豚」や、ジャンヌダルクの親友にして政争の中で見殺しにしてしまった「ジル・ド・レェ」なんかは、もう「お前ら、そんなにラノベになりたいのか!?」ってくらい魅力的な人物であり、いつか書いてみたいとウズウズしています。


 そんな西洋史の中で、数年間温め続けた、歴史の転換点になる事件が今回の舞台とした「ハールレム攻城戦」です。


 ほとんどの方が知らない事件ですが、西洋史の中で、重要なシーンです。


 当時、覇権国家としての成功を誇っていたスペインが、この「2週間で落ちる小城」に半年も苦戦したことによって、ほぼ「カトリック覇権」が決まっていた世界が瓦解し「プロテスタントの時代」を迎え、そのプロテスタントたちが作り上げた資本主義社会によって、世界は現在に至ります。


 日本史に詳しい方は、戦国初期に鉄砲をもたらし、日本と交流したスペイン、ポルトガルが、いつの間にか力を失い、イギリスやオランダに代わられることをご存知と思います。


 その時、欧州で何が起こっていたのかをお伝えする物語です。


 そして、ここより中世は終わり近世に移り変わり「宗教概念」が「思想」へ変化し、まさに民主主義の発露が始まります。


 ……という、かなりハードコアな内容なので、ラノベには向かないと思い、普通の歴史小説として構想していましたが、日本人受けしないということで、日本の侍に登場してもらい「日本人の隠し持っている金塊を追うスペイン軍と、それを知らずに立て籠もるネーデルラント市民」という構図に、『墨攻』のような籠城戦術要素や、『銀英伝』のようなペテン戦術と、当時の築城術や、工業の歴史や、科学の歴史を組み合わせた話になります。


 ボクの筆力では、まだこれを書き上げるには早かったのだろうと思いますが、お目汚しになるかもしれませんが、ご興味のある方は、是非、読んであげてください。供養になります。


 正直、自分では、未だにこれが、良い作品なのか、悪い作品なのか、分からないです。どうしても西洋の風俗や状況説明が増えてしまい、娯楽小説の商業ベースには向かない作品な気もします。


 ということで、テイストもラノベではないので、カクヨムコンには相応しくないかもなぁと。一応、出そうか迷っていますが……。


 もしも「これはカクヨムコンでいけるんじゃない?」と思われた方は、12月以降に応援してあげてください(笑)。


 でも朗報がひとつ。


 新人賞は枚数制限によってどうしてもエピソードを削らざるを得ないのですが、カクヨムでしたら、エピソードを復活させることが出来ました!


 なので書きたかったことが全部、お見せできると思います!


 ということで、改稿しながらの投稿になりますので、お金を払った原稿とは少し違う加筆がありますが「どんな小説出してたんだよ?」と思われる方は、是非、読んであげてください。


 恥を掻くなら、最後まで恥を掻ききってやろうと思います!


 いや、小説書けよって話はごもっとも。

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