第40話前車之轍を踏む

余りに焦っていた。

だから、またA型作業所で働こうと考えてしまった。

精神科の主治医にも、A型での仕事は避けるように言われていたが、生活が余りに苦しいので安易にA型に飛び付いてしまう所だった。

いつも、仕事が見付からず最後はA型に飛び付き、精神を悪くするの繰り返しであった。

前車之轍を踏む所であった。

慌てるな!探せ!


ライターの仕事はあるはずだ。

A型で働くのはどこも働き口がない時だ。40代でもかなり仕事はある。

ライターでなくとも、デスクワークなら出来る仕事が多い。

危なかった。今日、A型に決める寸前だった。

カクヨムの就職についてのエッセイを書いている時にA型を思いとどまり、カクヨム作家で良かったと感じた。

それなら、早く検索しなければ……。

精神的に追い詰められている。

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