第25話親子喧嘩

今日、母の家で飲んでいた。地元の弟の誕生日だから、名古屋でも酒宴を開こうと。

僕は大人しく飲んでいた。

母に梅酒と焼酎を飲ませた。

母は、梅酒と焼酎を半分くらい飲むと、ボケたふりをする。

「お前の子供も大きくなったでしょう?」

「もう、手の掛からない年齢になったでしょう?」

と、僕の息子が中学生であることを知らないようなマネをする。

僕は頭に血が上ったが我慢した。

それから、名古屋じゃなくて鹿児島市内に住めば良かった。と、言った。

僕は我慢出来なかった。

「じゃ、来月、鹿児島市に帰れよ!1人で!明日はドコモショップに付き添わん、1人で行け!」

そう、言うと自宅に戻った。


母が苦労してきたことを、理解して色んな面倒を見ているのに、鹿児島市に1人暮らしすれば良かった。って言われたら僕は今まで母を大切にしてきたのに、どうにでもなれ!と思ってしまった。

友達の文句も言うし、特に千茶には充分お世話になったのに、文句を言われたら頭に来ない方がおかしい。

もう、愛想が尽きた。

どうにでもなれ!

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