14

《さあ! ぐびっと行っちゃってー!》

「この何もない体の底から元気を絞り出すみたいなの、もう慣れちゃったやぁ!」


 ここまでくると二人ともハイだ。

 どこから湧いて出てくるか知れない元気を足に込め、全速力で女神の元へと突っ込んで行く。


「髭ェ!! 待っておったぞ!! 早くに身を沈めるんじゃ!」






 ――






 そこにあったのは自室にある筈の自分のベッド。

 そこにはが寝ている。




 ……ああ、そうか。

 この異空間は。


 僕の――



 思いながらも吸い込まれるようにそのへと飛び込んだ。


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