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《さあ! ぐびっと行っちゃってー!》
「この何もない体の底から元気を絞り出すみたいなの、もう慣れちゃったやぁ!」
ここまでくると二人ともハイだ。
どこから湧いて出てくるか知れない元気を足に込め、全速力で女神の元へと突っ込んで行く。
「髭ェ!! 待っておったぞ!! 早くこのベッドに身を沈めるんじゃ!」
――え?
そこにあったのは自室にある筈の自分のベッド。
そこにはもう一人の自分が寝ている。
……ああ、そうか。
この異空間は。
僕の――
思いながらも吸い込まれるようにその体へと飛び込んだ。
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