15年後、紙の新聞は消滅?
日本新聞協会によれば、一般紙の総発行部数は約2870万部と、10年前の3分の2以下まで落ち込んでいるらしい。
そういえば近頃「古新聞などございましたら、チリ紙と交換いたします」という呼び声が聞こえなくなった気がする。
「遠からず新聞回収なくならむ」―爺医。
新聞通信調査会によると、自宅で月ぎめ新聞を購読している割合が高いのは高齢者(60代が73%で70代以上は81%)である。
その高齢世代の減少とともに、新聞発行部数も減少していくはずだ。
我々団塊世代が90歳前後となる15年後、新聞の発行部数が限りなくゼロに近づくとの予測さえ聞く。
2020年、ニューヨーク・タイムズのCEОは「2040年までに新聞の印刷をやめているだろう」と語った。
タブレットの教科書で育った子どもたちが大人になる近未来のこと。
すでに新聞配達員の手配がつかないらしく、紙の新聞をめくる毎朝の楽しみはない。
が『Web東奥』なら、24時間更新される最新のコンテンツを読めて、コメントまで書き込める。
それに何より、紙時代の東奥日報と違い紙幅に制限がないので、『明鏡』ほか文芸投稿の敷居が下がったのがうれしい。
…と喜んだところで、令和五年の初夢から目が覚めた。
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