第9話 キタミダンジョンの踏破
護衛依頼を何とかこなして街を散策してお茶を飲んでいたら男の荷物持ちは席にも座れない事から女の冒険者4人から絡まれ意識を奪ったが何となく虚しさが残った。
サトルは気分転換のため、キタミの管轄のダンジョンに潜る事にした。
「ケーシーさんキタミのギルド管轄のダンジョンて有ります?」
「あら、おはようサトルちゃん、勿論結構有るわよ。でもどこも未だ踏破されてないわ!サトルちゃん行って見る?」
「一番近いダンジョンはどこですか?」
「一番近いのは、北門を出たすぐのキタミダンジョンだわ、でもそこが一番難しいとの噂よ。だって未だ3階層迄しか誰も行けて無いもの」
「よし、決まった!俺がそこを踏破してくるよ」
そうサトルは言って北門を出て500メートル行った所にあるキタミダンジョンに行った。
1階層はゴブリン20匹で問題なく瞬殺して耳だけを切って回収する。
2階層にはファングボアが25匹の大集団で、サトルは【結界】でとじこめて空気を抜いて全て殺し、回収する。
3階層はワイバーンが3匹いた。【インビジブルハンド】で意識を奪いその後放血して殺した。
4階層は砂漠ステージで【飛翔(フライング)】して、サンドワームを2匹殺し5階層のボス部屋に行く。
5階層はミノタウロスがハルバードを持っていたが【インビジブルハンド】でオッパイをもんだら一瞬で気絶して、頸動脈を斬られ死んだ。
宝箱に『豊食の皿』が有り、【鑑定】をすると、考えた食べ物、飲み物、果物が出てくる。と表示された!
サトルはこれで地球で食べていた、色々なたべを食べれるようになったと喜んだ!
6階層は海のステージで、ここも【飛翔】で2メートルほど海上を飛び、【サーチ】を掛けるとクラーケンが1匹いた。
【インビジブルハンド】で掴むと海水を吹き出し、サトルは"これがほんとの潮吹きだ"と馬鹿な事を考えてひとりで笑ってしまった!
(お子様は意味が解らない方も多いと思います。余り深く考えずスルーして下さい)
気絶した所を『鬼切丸』でトドメを刺して回収する。
7階層は野原に川が流れ、ケルピーが2匹居る。
ここも【インビジブルハンド】で行かせて、気絶した所『鬼切丸』でトドメをした。
8階層は岩場で、岩竜が大きな岩を吐いてくる。
サトルがジャンプして甲羅に飛び乗り掌底破を放ち内臓を破壊して殺した。
9階層はスケルトンクイーンが剣と盾を構えていたが【浄化】を掛けて消し去った。
スケルトンは骨だけなので男か女か分からないと呟きながら先に進む。
10階層のラスボス部屋で黒龍がいた。
『鬼切丸』を一閃すると綺麗に首を切断して殺した。
宝箱が有り、『マジックアイテム製造機』と有り、球体に幾つものボタンがついている。【鑑定】すると考えた物、生き物以外の全てを作り出せる装置、とあった。
スゲーレア物だと回収する。
サトルはダンジョンコアを持ってギルドにもどり、ローズマリーに素材を出して、ギルドの食堂で待つこと1時間。
納品書ができたので、ケーシーさんに渡した。
「サトルちゃんやったの?凄いわー!待って、ギルドマスター呼んで来るわね」
2階からスザンヌがニコニコして降りて来て、「サトルくん、ダンジョン踏破おめでとう」ダンジョンコアを受け取りながら「私から精算金を渡そう、2階に来てくれ」とサトルを2階につれて行った。
「サトル、凄いわねぇ!4階層以上誰も行けなかった所を貴方ひとりで踏破したなんて・・・、精算金は白金45枚、金貨90枚、銀貨65枚、銅貨85枚よ」
「それと約束だ、腕から順番にやってくれ」
サトルは彼女の腕を握った。 大丈夫だ。
次は首筋を撫でた、何とか持ちこたえている。
しかし、首筋からうなじに手を添えた途端、「だめぇ〜」と言って気絶した。
うっとりした顔で意識を飛ばされたスザンヌは幸せそうだ。
サトルは階下に降りていき、宿に向かった。
宿に戻ったサトルは『豊食の皿』にカップを置いてアメリカンコーヒーと念じた。
するとカップにアメリカンコーヒーがなみなみ入っている。
何日ぶりかのコーヒーの味だ!
いや、死んでから初めて飲むコーヒーだ。
コーヒーを飲みながらゆっくり今迄の出来事を考えていた。
女神に転移されて来た異世界、そこはサトルが考えていた世界では無かった!女性が9割、男性が1割、サトルは当初女性ばかりの世界に喜んでいたが、サトルに触れる女性は一瞬でエクスタシーに達し、失神してしまう。
サトルは何もできないでただ女性を眺めているだけだ。
しかもこの世界の男達は皆虐げられていた。
俺だけの力でこの世界を変えられるだろうか?
どうしたら変えて行けるか、サトルはコーヒーを呑みながら考えていた。
先ずはこの国で一番強い男になり、王女も女王も男がいなければ成り立たない事を知らしめてやると心に誓った!
その為にもダンジョンを踏破しまくるぞと思うサトルだった。
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