ヒロインとのやりとりがなんとも微笑ましい。

鈍感な主人公の台詞に照れるヒロインという
お決まりの展開を楽しみましょう。

しかも、文章力は確かなのですいすい読めます。

もちろん、それだけではなく最強と呼ばれた主人公の強さは健在です。
その辺の不良なら簡単に倒しちゃいます。

過去の冒険も語られるので、いいアクセントになっています。

安心して読める良策です。

世界最強の冒険者の引退という、終わりの始まりから物語は始まる。



描写は重すぎず、軽すぎず絶妙なバランス。非常に良い。
戦闘をメインで書かないのも英断。

戦闘描写は勿論あった方がアクセントにはなるが、あくまでも引退生活。そこを明確にしているのが非常に好感度高い。

そして過去の思い出と次世代への希望。

このテーマを現代のダンジョン世界で書かれている作品は数えるほどしかないが、この作品はクオリティも十分だ。感情豊かに書かれている。

メインテーマを絞ることで閑話などで他のテーマを扱いやすく出来るので戦略的にも賢い。

何が言いたいか、世界観がしっかりしていいて、人間が人間らしく、没入感がある。

このままクオリティを落とさず、テーマを見失わなければ、恐らく書籍化する作品だろう。

頑張ってもらいたい。

　かつてダンジョン狂いとまで呼ばれた冒険者の少年が挫折し、新たな道──喫茶店の経営へと足を踏み出す。その隣には頼りになる、相棒の魔法界の少女がいて…。

　三人称ながら会話と地の文のバランスが非常に上手く、圧倒的な読みやすさがあってスラスラ読めてしまう。主人公とヒロインの会話もテンポがよく、それも読みやすさに寄与している印象でした。

　ファンタジー要素が如実になるのは主人公とヒロインの出会いを描いた「過去編」から。現代に現れたダンジョンの不思議で不気味な雰囲気。また、主人公の冷静的確な判断のもと行われるスピーディな戦闘。そして締めを飾る大規模な魔法。どれもが過不足なく描かれており、物語のテンポと迫力を損ねないまま、ストレスなく終わる。それこそ魔法のように、気づけば次の話へと進んでしまいました。

　登場人物、特にヒロインは魅力的。なんやかんや言いながら、主人公の面倒を見る。そんな世話焼きな一面と、魔法を使いこなす格好良い一面を持った、正しく王道の中の王道ヒロイン。テンプレもきちんと踏襲されていて、安心感すらありました。

　登場人物が少ないのも個人的には嬉しくて、その分、主人公やヒロインについて掘り下げが行われるので読者としては物語に非常に親しみやすくなっていた印象でした。

　2章から登場する角をはやした女の子。いかにも超人的な彼女の正体。もちろん、喫茶店やヒロインとの今後に… 続きを読む

何だろう、よく分からないのだけど。読まなくちゃいけない。
じれったいわけでも無いのだけど、続きを早う！
読み専なんだけど、こんな感覚は最近ない。
読んでみると分かる。この作品は間違いなく癖になる。

ハードボイルドタッチで物語は展開します。まだまだ序盤、喫茶店でスローライフが送れるのか、興味しんしんです。

正直、読みです。