馬鹿すぎて、呆れる【カクヨム版】
私は、トイレの便座に座った。麻子ちゃんは、お金が欲しくて私を売ったのがわかった。彼女を信じてた。自分の馬鹿さ加減に呆れる。麻子ちゃんは、冬休みが明けてから来なくなった。
二ヶ月後ー
「ねぇー、聞いてよ!みんな!信吾、初めてだから下手くそだったから別れたいんだけど!」
「付き合って、すぐやったの?雪乃」
「だって、体の相性ってめっちゃ大事でしょ?」
「確かに…」
「間違いないね」
「でしょう?だから、付き合ったらすぐにするのよ。私。でも、初めてはない」
「教えたら?」
「教えたってうまくならないもん」
「じゃあ、別れんの?」
「別れる!すぐは、可哀想だから一週間は付き合ってね!」
そう言って、雪乃は嬉しそうに笑ってる。私が、蓮見君が好きだったって言ったら雪乃は、蓮見君と暫く付き合うと言うと思ったけど…。私は、言わなかった。
「私、用事あるから帰るね」
「気をつけてね、凛」
「バイバイ」
「また、来週ね」
「うん」
今日が、金曜日で心底よかったと思っていた。私は、歩いて帰っていた。何の用事もない。ただ、聞きたくなかっただけだった。
「凛ちゃん」
公園に差し掛かった時に声がした。
「蓮見君」
「元気?」
「あー、うん」
クラスが違う事に感謝していた。ほとんど会わなかったから…。
「あのさ、俺ね。凛ちゃんと初めてしたかったよ」
「えっ?初めて何て気持ち悪いから嫌だよ」
「やっぱり、本当だったんだ!」
蓮見君は、冷たい目で私を見下ろしている。
「何が?」
「雪乃から、お前が誰かれ構わずやるさせ子だって聞いたよ!本当だったんだな!それなら、俺にも出来たよな?凛ちゃん」
蓮見君は、怒って私の腕を掴んで、人から見えない場所に連れて行く。
「痛いよ、離して」
「凛、しろよ」
蓮見君は、そう言って私を無理矢理。
「ゲホッ、ゴホッ。嫌」
「嫌じゃないから」
こんな風にされたくなかった。私は、もっと優しくされたかった。
「ん」
「エロ」
蓮見君は、私の口を開かせる。
「出していいよ」
そう言われた。
「触って欲しいんだろ?」
「やめて、痛い」
「気持ちいいの、間違いでしょ?こんなに、してるくせに」
そう言って、触れられる。
「嫌だよ」
「すぐに、気持ちよくなるから」
そう言って、後ろを向かされらる。
「んっ」
私は、声を出さない為に口を押さえる。
「やめて」
「感じてるくせによく言うね」
まだ、一回しかした事がないから…。痛かった。
「駄目」
好きな人なのに、こうなれて嬉しいはずなのに、何でこんなに怖くて嫌なんだろう?
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