第21話夢物語会う度に聞かせてくれ
「 りり。gokiさんと結婚してくれ。作家、哲学者、ミュージシャンとして実存するにはまだ数年はかかるだろうが、先に結婚しちゃおうと思ってる。 」
「 この2年でいろいろ動いてきた。文学界や思想界から総スカンを喰らったが、gokiさんの存在はもう皆認めざるを得ないところまできている。あと少しだと思う。おまえに支えてほしいんだ。 」
「 りりと結婚したら、勉強教えてやるから。千葉大医学部看護学科に通わせる。そして看護師資格を取って現代のナイチンゲールになる(`・ω・´)ノ 」
「 2浪2留ぐらいしてもいいんじゃ。長い人生。出産子育てしながらのんびり勉強すればいい。それでもまだ26歳じゃ。 」
「 りり、お前はちょっとびっくりするくらい可愛いんだな。gokiさん不覚にも驚いてしまった( ̄▽ ̄;) 」
「 スゴい美少女だ…。今まで色んなタイプの美少女を見てきたgokiさんでもちょっと引くワラ 」
「 じゃ、じゃあまあ週末ということもあり、また作家、哲学者的に面白い話を(。・_・。)ノ 」
「 哲学者はオモシロ人間であり碩学はさらにオモシロ人間でありしたがってgokiさんはべらぼうに面白い。 」
「 退屈なときは「碩学のファインマン」や「坂本竜馬第二の人生」「パラノイドアンドロイド ~碩学のファインマン2~」でも読んでみてくれ(´・ω・`) 」
「 gokiさんは学歴経歴、能力的にも二流の哲学者だ。だがそういう二流の哲学者でも歴史的大仕事を成し遂げた人物はいる。ジャン・ポール・サルトル、埴谷雄高などだ。 」
「 当然gokiさんは彼ら先人を超える仕事をしていくし、実際にできている。あとは世の中に認められるタイミングだけという部分はある(´・ω・`) 」
「 一方で坂本竜馬的なヒーロータイプでもある。このマルチな、「碩学的な」活躍が世の中から鼻白まれる理由でもある。 」
「 たとえば誰かひとりの命と引き換えに世界を救えるとして僕は誰かが名乗り出るのを待っているだけのヘテロだ。ダメな映画を盛り上げるために簡単に命が捨てられていく違う僕らが見ていたいのは希望に満ちた光だ。でもヒーローでありたいただひとりりりにとっての。 」
「 桜井和寿さんはgokiさんが最も敬愛するヘテロのひとりだ。彼の半生を題材に「ラストヘテロ」という文学を考えている。 」
「 昔できたことが今できないというのは、過去がおかしかったのではなく現在が間違っているのである。 」
「 看護師の実存っていろいろあるんだけど。たとえば大きな病院に長く勤めて。35歳で副師長、40歳で病棟長、45歳で看護副部長、50歳で看護部長、60歳で理事とかね。 」
「 りりとの間に子供6人はほしいな。ヘテロ2人ホモ2人女の子2人。65歳で定年したらいいおばあちゃんになって子供や孫の家を回るのさ。 」
「 孫たちは、アイドルになったりJリーガーになったり。はたまた、学者や医者、弁護士、公認会計士。官僚とか政治家。ジャーナリスト、作家、音楽家。 」
「 何にだってなれるんだ。Whatever you wanna be ! 」
「 日本一の看護師は東大医学部付属病院の第1病棟病棟長。りりは40歳でそれを目指せ! 」
「 I'm free to be whatever I choose 」
「 まあgokiさんに話を戻すと、とにかく当面は作家、哲学者、ミュージシャンとしてやっていくから。あと2~3年のうちに群像新人賞を取って、芥川賞を取って。東洋大学哲学科で学士を取って、東大情報学環を卒業して博士号を取って、各種研究を論文として発表し学会に華々しくデビューすると。 」
「 当然その先の狙いも坂本竜馬的にあるが。それはまた今度聞かせてやるわ。 」
「 土曜日に渋谷でセクシー女優の吉高寧々ちゃんと会ってきたんじゃ。gokiさんを見て驚いていたけどのー。 」
「 色白細身の端正な顔立ちでキレイなコじゃったけどのー。 」
「 りりは大人になったらどんな女性になるかのー。 」
「 生きてきた時間の長さは少しだけ違うけれども 」
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