第284話 +値の謎
俺の武器説明を聞いていたシュガーはこんな事を言い出した。
「+値って武器に乗る物なのか?」
「乗ってるだろ! お前のメニュー画面でもそのくらい確認できるだろうが!」
俺の言葉にビクつきながらも彼女は答える。
「いや...あの...、俺のは武器じゃなくて
「魔法や技に+値が乗るだって? そんな訳ないだろ!」
一応俺はシュガーのステータス画面を見てみた。
シュガー【低位吸血鬼】【勇者】【高位吸血鬼の眷属】【弱体術師の言いなりペット】レベル28
HP ・340
MP・560
力・188+1600+1800+2100+5000
守り・179+1000
素早さ・158
知力・40
器用さ・30
攻撃魔力・672+500+300+800
回復魔力・672+500+250
妨害魔力・302
耐性『無し』
EXスキル『【プチ吸血】【吸血】【装備補正・吸血鬼】【装備補正・勇者】』
マイナススキル『【純化】【お子様化】【身体の成長抑制】【弱体術師に絶対服従】【弱体術師の許可なしにレベルが上がらない呪い】』
攻撃スキル『【鮮血+3】【電撃剣+2】』
魔法『【電撃魔法・小】【電撃魔法・中+4】【鮮血魔法・小】【鮮血魔法・中+2】【回復魔法・小】』
武器【複合生命体の剣+9】
攻撃力+1600
攻撃魔力+500
『ギガントキマイラの素材から作られたウネウネと蠢いている気持ち悪い長剣。見た目は悪いが性能はピカイチ!』
【一つ目赤巨人の槍+9】
攻撃力+1800
攻撃魔力+300
『ヒノックスの骨髄を削り出した炎の槍。装備しているだけで強靭な怪力を得る事ができる。【炎属性】』
【ヒノックスキマイラの鎌+9】
攻撃力+2100
『ヒノックスとギガントキマイラの素材で作られた鎌。紅の鎌は相手を焼き切り、白き刃は相手の命を刈り取る死の一撃。【炎属性】』
防具【奴隷服・クラーケン+9】
防御力+1000
回復魔力+500
『奴隷服にクラーケンの素材を混ぜ込んだ上質な服(布切れ)。布切れ当然だがかなりの防御力を誇り水属性の攻撃に耐性を得る』
「あれっ?」
先ほどまでなかったはずの技や魔法に+値が乗っていた。
「なんだこれ?」
俺のキョトンとした表情にシュガーはドヤ顔でこう言った。
「ほら見ろ! ちゃんとあるだろう!」
「いや...確かさっき確認した時にはなかったはずだが...」
「そんな事ないですよ! 俺にはずっと見えてましたから! と言うか武器に+値が乗る方がおかしいですから!」
俺とシュガーの意見の食い違いに思わず?マークが飛び出そうになるのでした。
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